2013年11月30日土曜日

中国政府「独立の立場、取り下げよ」:台湾・民進党は相手にせず

_

サーチナニュース 2013/11/28(木) 13:23
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2013&d=1128&f=politics_1128_002.shtml

台湾・民進党は相手にせず…中国政府「独立の立場、取り下げよ」

  中国・国務院台湾事務弁公室(国台弁)の範麗青報道官は27日の記者会見で、台湾の民進党が独立を旨とするかぎり、大陸側は同党と交流することはできないと述べた。
 28日午後に始まる民進党の対中政策拡大会議(華山会議)の結論を「相手にしない」と釘をさした格好だ。

  台湾の最大野党である民進党は7月から断続的に対中政策拡大会議(華山会議)を開催している。
 11月27日の同会議では、同党所属で元行政院長(元首相)の謝長廷氏らが提唱する提案が改めて討議されるとみられている。

  同提案は
★. 「積極的に(大陸側との)両岸交流に参画する」、
★. 「両岸の政治勾留を重視し、具体的な政策を調整し、人々の支持を得る」、
★. 「積極的に憲政を推し進め、国民主権の精神を実現させる。
   台湾の憲政についての(大陸側との)共通認識を、対話の基礎とする」
との3部分からなる。

  謝氏は9月の時点で、同提案に「『台独党綱(台湾独立党綱領)』の立場を調整」との内容を盛り込んでいたが、党内で謝氏に近い人からも支持を得られず、撤回した。

  中国大陸側にとって、民進党綱領にある「独立主張」は絶対に容認できない。
 謝氏の現在における提案は9月時点と比べ、中国大陸にとってみれば、大幅に後退した内容だ。

  国台弁の範報道官は、
 「民進党と大陸の交流の根本的な障害になっているのは、(民進党)が台湾独立の立場を堅持していることだ」
と述べ
 「これまで開催されてきた華山会議の状況を見ても、民進党はいまだに、問題の本質がどこにあるのか、はっきりとわかっていない」
と主張。

  さらに、民進党が大陸との交流を始めたいならば
 「現実をはっきり認めて決断を下し、現実的ではない台湾独立の主張を真に放棄すべきだ」
と述べた。

**********

◆解説◆
  今を生きる台湾の人にとって、最も大切なのは「安定と繁栄」、「価値観の維持」と言ってよいだろう。

  現実面を考えれば、台湾の政権が独立を宣言するのは、ほぼ不可能な状態だ。
 仮に台湾が独立を宣言すれば、中国は武力に訴えるまでもなく、台湾との貿易の停止、大陸内の台湾資産の差し押さえなど、経済封鎖をすればよい。
 軍事力行使ではないので米国も介入しにくい。
 台湾経済は破綻する。
 政権がもたなくなるのは確実だ。

  一方で、中国との“統一”に応じることには否定的な人がほとんどだ。
 中国側の基本的な主張は「一国二制度による台湾の本国復帰」で、台湾の現状は変えずに「統一」するとの説明だ。
 台湾側にこの方式を受け入れる気がない大きな理由に、「共産党への不信」がある。

  台湾は戦後、大陸からやって来た国民党が、人権をまるで無視した独裁政治を続けた。
 台湾人の記憶からぬぐいさることのできない「暗黒時代」だった。
 台湾ではその後、普通選挙を実施し、民主制度を樹立することに成功した。
 しかし大陸ではいまだに、共産党が一党支配を続ける体制が続いている。
 人権などについての問題も多く伝えられている

  台湾では、共産党の暗黒面を強調する教育が長く続いた。
 そのためもあり、現在の共産党の体質を、かつての国民党の強権支配とかぶせあわえて理解してしまう。
 さらに、「一国二制度のモデルケース」とされた香港についても、「大陸側の“影響力行使”は、ますます露骨になっている」と見られている。

  そのため、多くの台湾人は
 「一国二制度を受け入れた場合、何をされるか分かったものではない。
 いや、分かりすぎるほど分かる」
と考える。

  以上により、台湾が大陸側の統一提案を真剣に検討する大前提は、共産党から強権発動、弾圧、秘密主義、閉鎖性などの「特殊体質」がなくなり、かつ、台湾の多くの人が
 「共産党が完全に変質したと納得する」
ことになる。

  2008年に国民党の馬英九政権が発足して以来、大陸と台湾の交流は活性化し、台湾を訪れる大陸人も急増した。
 ただし、大陸人の粗暴さや無神経な振る舞いに
 「やはり、われわれとは違う“人種”だ」、
 「われわれと中国人を一緒にするな」
と改めて感じている台湾人は多く、台湾人の親中国度を高めたとは、とても言えない面がある。

  歴史的に見ても、台湾に太古から住んでいた先住民(台湾の用語では原住民)を除き、大陸から人々が移り住んできたのは明代だ。
 明朝は台湾を支配していたわけでなく、自発的にやってきた人々が台湾に住み着いたという構図だった。

  しかし清朝成立後、明の復興を掲げる鄭成功が拠点としたため、清朝は台湾を攻略。
 その後は統治した。
 しかし、清朝は台湾を軍事的な理由で支配しただけだった。
 台湾は「化外の地(皇帝の支配が及ばない土地)」とみなされた(清朝政府の公式文書もあり)。

  清朝に台湾の産業を振興したり、生活環境を整備しようという動きは乏しかった。
 1887年には台湾初の基隆-台北間の鉄道敷設などの動きもみられるようになったが、台湾は1895年、日本に割譲された。

  台湾を本格的に開発したのは日本だった。
 日本には、台湾の資源や物産を自国のために最大限に利用する植民地主義の発想が強く、反乱を容赦なく鎮圧するなどもあったが、台湾にしてみれば初めての「まともな統治」の到来だった。
 台湾の発展に生涯尽くした日本人も珍しくはなかった。

  異民族支配を打倒した1911年の辛亥革命の熱気も、台湾人にとっては「関係のない話」にすぎなかった。
 つまり、戦後になり国民党とともに台湾にやってきた人々を除き、台湾は「中国という国」から特に恩恵を受けたわけではなかった。
 「中華文明の後継者」との意識はあっても、「中国人」という意識を持つ機会はほとんどなかった。

  戦前から台湾に住む人とその子孫にとって、大陸との統一に
 「それほどの利点があるとは思えず、特に感情や意欲がわくわけでもなく、失うものやリスクばかりが大きい」
と感じる人が大部分ということになる。




_

2013年11月26日火曜日

台湾、本土居住者による不動産取得の総量を制限へ=2014年から実施

_


レコードチャイナ 配信日時:2013年11月26日 8時0分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=79585&type=0

台湾、本土居住者による不動産取得の総量を制限へ
=2014年から実施―中国メディア


●23日、新華網によると、台湾当局は2014年1月1日より、本土居住者の台湾での不動産取得に“総量制限”を設けると発表した。資料写真。

 2013年11月23日、新華網によると、台湾当局は2014年1月1日より、本土居住者の台湾での不動産取得に“総量制限”を設けると発表した。

 今回新たに制定された規定では、本土居住者による不動産取得の総量について、年間で土地面積は13ヘクタール、建物は400戸を上限に定めており、最終的な上限はそれぞれ1300ヘクタール、2万戸としている。

 台湾内政主管部門は、
 「本土資本が台湾に来ることは台湾経済に非常に有益。
 投資許可を得て、関連規定に従って産業用地取得を申請する場合は、産業の発展状況と需要に合わせて、それぞれ別に制限基準を設ける」
としている。



_

2013年11月24日日曜日

<中国防空識別圏>台湾が声明:「尖閣諸島の領有権は台湾に帰属」

_

●25日、鳳凰網によると、中国国防部が23日に発表した防空識別圏が尖閣諸島(中国名・釣魚島)を含んでいたことで、日米だけでなく台湾でも波紋が広がっている。写真は「私たちの釣魚島と書かれたTシャツ。


レコードチャイナ 配信日時:2013年11月24日 13時4分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=79554&type=0

<中国防空識別圏>台湾が声明、「平和的な対話を」「尖閣諸島の領有権は台湾に帰属」―香港メディア


●.23日、中国が東シナ海に設定した防空識別圏をめぐり、台湾は国家安全会議を開き、「平和的な対話を行い、地域の緊張を高めないよう求める」旨の声明を出した。

 2013年11月23日、中国が東シナ海に設定した防空識別圏をめぐり、台湾は国家安全会議を開き、
 「平和的な対話を行い、地域の緊張を高めないよう求める」
旨の声明を発表した。
 香港・フェニックステレビ(鳳凰衛視)が伝えた。

 国家安全会議は政府、外交、軍事関係者らが参加。会議後の声明において、中国の防空識別圏とは関係なく、尖閣諸島の領有権が台湾であることに変わりはないと改めて主張した。
 さらに、中国の発表した防空識別圏が台湾のものとも重なる部分があるとしたうえで
 「平和的な解決を求める」
と呼びかけた。



レコードチャイナ 配信日時:2013年11月26日 0時10分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=79612&type=0

中国の防空識別圏、台湾の識別圏とも重なる
=民進党「日本や米国と統一戦線を組むべき」―中国メディア

 2013年11月25日、鳳凰網によると、中国国防部が23日に発表した防空識別圏が尖閣諸島(中国名・釣魚島)を含んでいたことで、日米だけでなく台湾でも波紋が広がっている。

 中国国防部が設定した防空識別圏は、台湾が東シナ海に定めた防空識別圏とも一部重なる。
 これについて台湾外交部の林永楽(リン・ヨンラー)部長は25日、すでに米国および日本と連絡を取っていることを明かし、
 「平和的な対話によって解決すべき」
と呼びかけた。

 これに対して野党の民進党は25日に発表した声明の中で、馬英九(マー・インジウ)総統に対し、中国政府に抗議するよう求めた。
 民進党はさらに、
 「馬政権は日本や米国と緊密に連携して、統一戦線を組み、必要な協力を行うべきだ」
と指摘した。



レコードチャイナ 配信日時:2013年11月26日 12時35分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=79637&type=0

民進党、中国の防空識別圏に猛抗議=「即時撤回を要求する」―台湾メディア


●26日、環球網によると、台湾の民進党政策会執行長が25日の記者会見で、「本土の挑発行為に厳正なる抗議を表明する」とし、中国に対して防空識別圏の設定を即時撤回するよう要求した。写真はJ-10戦闘機。

 2013年11月26日、環球網によると、台湾メディアは台湾の民進党政策会執行長の呉●燮(ウー・ジャオシエ、●=金へんにりっとう)氏が25日の記者会見で、「本土の挑発行為に厳正なる抗議を表明する」とし、中国に対して防空識別圏の設定を即時撤回するよう要求したと伝えた。

 これに先立って、民進党の蘇貞昌(スー・ジェンチャン)主席も「この地域の覇権を握るための手段だ」と非難し、台湾当局に対して毅然とした態度で臨むよう求めていた。

 中国が設定した防空識別圏について香港紙・東方日報は、「中国国家安全委員会の設立を宣言した後の、国防上の最も大きい動きだ」と指摘。
 「日中の識別圏が大幅に重なっていることは、両国の尖閣諸島(中国名:釣魚島)での争いが、海上から空中にまで広がったことを意味し、突発的な事件が起きる可能性も大幅に高くなっている
とした。


レコードチャイナ 配信日時:2013年11月27日 16時54分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=79674&type=0

<中国防空識別圏>台湾よ日本のお先棒を担ぐなかれ
=「民族の利益のために行動を」と呼び掛け―米華字紙

 2013年11月25日、華字紙・多維新聞は、中国による東シナ海での防空識別圏設定に台湾からも批判の声が相次いでいることについて、「馬英九政権は過ちを犯してはならない」と、中国と足並みをそろえるよう呼び掛けている。
 以下はその内容。

 中国が23日に設定した東シナ海の防空識別圏に対し、日米が反発を見せているが、台湾も弱みを見せてはならぬとばかり、民進党を中心に批判の声が上がっている。

 民進党の蘇貞昌(スー・ジェンチャン)主席は、「馬英九(マー・インジウ)政権の弱腰、軽率さによって台湾の主権、安全が失われつつある。
 指導者が意志を示さなければ、見くびられ、国を踏みにじられることになる」と語った。

 国民党の楊応雄(ヤン・インシオン)立法委員(国会議員)も、「主張すべきところでは声を上げるべきだ」として、中国の一方的な領土拡張を許してはならないと述べた。

 日米に迎合するような台湾の政治家の言動に、中国側は不満を抱いている。
 馬英九総統はこれを感じ取ったのか、政府の反応は控えめなものにとどまっている。

 馬政権は日本と漁業協定を結ぶなど、目先の利益にとらわれ、中華民族全体の利益に背いている。
 今回の低調な反応は、「裏切り者」のイメージを払拭するためのものだろう。

 だが、釣魚島(尖閣諸島)問題について馬政権は中国と歩調を合わせようとせず、両岸は日本に漁業協定というくさびを打ち込まれるに至った。
 馬英九は、民族の大問題において再び過ちを犯さぬよう慎重に考慮するべきであり、両岸の人民、世界中の華人の恨みを買うような決定を下してはならない。



レコードチャイナ 配信日時:2013年11月30日 10時51分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=79835&type=0

日米中の防空識別圏での争いの下での台湾の存在―英メディア

 2013年11月27日、英BBC中国語版は、日米中の3大国が展開している防空識別圏をめぐる争いにより、台湾の馬英九(マー・インジウ)総統が打ち出す「東シナ海平和イニシアチブ」が挑戦を受けていると伝えた。

 現実問題として、台湾の尖閣諸島(台湾名:釣魚台)の主権の主張は、米国やその他の国にほとんど重視されていない。
 今回の中国の防空識別圏設定に対する台湾の反応は、中国側が要求する飛行計画の提出を行う一方で、識別圏の設定自体には賛同しないというものだ。
 野党の民進党はこれを強く批判し、日本と協力すべきと主張している。

 馬総統がこれまで一貫して提唱している「争いを棚上げし、資源を共有する」という「東シナ海平和イニシアチブ」は、一見すると理があるように思えるが、これまで他国からはほとんど無視されている。
 台湾は日米中3国の争いで自分の身をどこに置けばいいのかという問題のほかに、「中立的」な立場も守らなければならない。
 情勢が悪化すれば、傍観していることはできなくなるため、台湾は現段階では軽率に動けない状況にある。

 馬総統の「台湾は平和の創造者」という言葉も挑戦を受けている。
 台湾の日米との関係は、中国の日米との関係よりも良い。
 中国との関係も“和解”の方向に進んでいる。
 馬政権はこれまで明確な立場を示していないが、この問題にまったく関わらないことは難しい。
 だとすれば、できるだけ声をひそめていることは有効なのか。

 専門家は、
 「台湾は関係各国との中立的な立場を利用し、積極的に情勢の悪化を食い止める態度を示すべき」
としている。
 しかし問題は、「東シナ海平和イニシアチブ」がこれまで無視され続けてきた中で、台湾にその役割が務まるかということだ。



2013年11月19日火曜日

台湾野党議員が台風支援呼びかけ:「日本にこびず、フィリピン軽視やめよ」

_


レコードチャイナ 配信日時:2013年11月19日 19時51分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=79349&type=0

「日本にこびず、フィリピン軽視やめよ」台湾野党議員が台風支援呼びかけ―中国メディア


●.18日、台風30号でフィリピンが大規模な被害を受けたことを受け、台湾野党・民進党の呂秀蓮氏は被災地への物資支援運動をスタートさせた。写真は11年3月、台湾で放送された東日本大震災の募金番組。

 2013年11月19日、中国新聞社によると、台風30号でフィリピンが大規模な被害を受けたことを受け、台湾野党・民進党の呂秀蓮(リュー・シウリエン)氏は18日、被災地への物資支援運動をスタートさせた。

 呂氏は「愛をフィリピンへ送ろう」運動の発起人となり、フィリピンへ物資を送りたい人は
 「21日までに台湾軍部に送付してほしい」
と呼びかけた。

 台湾・聯合報によると、呂氏と民進党台北市幹部らは18日の記者会見で、馬英九(マー・インジウ)総統やメディアの呼びかけにより、東日本大震災では台湾が他国を上回る義援金を送ったと指摘。
 しかし、今回のフィリピンでの被害に対しては、台湾市民の関心が低く、
 「台湾は日本に取り入り、フィリピンや貧しい人々を軽視している」
との印象を与えると主張した。

呂氏らは食品、缶詰、調理器具、寝具、衛生用品、マスク、洗剤、衣類などの物資提供を呼びかけたほか、義援金も募っている。





2013年11月17日日曜日

日本企業の台湾投資が過去最高を記録、中国リスクを回避

_

●.15日、台湾へ投資する日本企業が、ここ数年特に増えている。昨年1年間では600余社の日本企業が台湾に投資し、過去最高を記録した。写真は台北。


レコードチャイナ 配信日時:2013年11月16日 22時10分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=79231&type=0

日本企業の台湾投資が過去最高を記録、中国リスクを回避―SP華字紙

 2013年11月15日、シンガポール華字紙・聯合早報によると、
 昨年1年間で前年同期比40%増の600余社の日本企業が台湾に投資し、過去最高を記録した。

 経済低迷が続く日本では、多くの企業が台湾に熱い視線を送っている。
 台湾市場は日本企業にとって国内の苦境から脱出できる道であり、中国市場への懸け橋でもある。
 台湾当局の発表によると、今年1~9月に500社近い日本企業が台湾に投資。
 その多くがレストランなどのサービス業の小企業だという。

 英紙フィナンシャル・タイムズによれば、日本企業にとって台湾は独特の利点と吸引力のある場所だ。
 両者の歴史的な深いつながりや第二次大戦後の関係強化の他に、中国本土とビジネス上の密接な交流があることが台湾の利点だ。

 日中関係が緊張を続けるなか、多くの日本企業が中国市場への直接進出に慎重な姿勢を見せている。
 インターネット通販の楽天は、初の海外業務開拓先に台湾を選んだ。
 台湾は楽天の国際化に大きく貢献。
 楽天は現在、世界最大規模の電子ビジネスグループの1つになっている。

 だが、台湾に投資したすべての日本企業がうまくいっているわけではない。
 フィナンシャル・タイムズは、台北などの大都市では市場競争が非常に激しく、台湾の経済成長率も日本とさほど変わらないと指摘している。






「中国のネットサービスは中国政府の支配下にある」:台湾安全部門が注意喚起

_


レコードチャイナ 配信日時:2013年11月16日 19時30分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=79141&type=0

「中国のネットサービスは中国政府の支配下にある」、台湾安全部門が企業や公的機関に注意喚起―台湾


●13日、台湾で中国のインターネットサービスを利用する人が増えている中、台湾当局が「企業や公的機関関係者は利用しない方がいい」と注意を促している。写真は中国のチャットアプリ「微信」。

 2013年11月12日、台湾紙・中国時報によると、台湾で中国本土や香港のインターネットサービスを利用する人が増えている中、台湾当局の国家安全局(国安局)が
 「メールやコメント、写真などのデジタルデータが中国政府に監視・統制を受けやすい状態にある」
とし、企業や公的機関関係者はできるだけ利用しないようにすべきだと注意を促している。

 国安局はまた、SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)やインスタントメッセンジャー「QQ」などのインターネットサービスを提供している騰訊(テンセント)の馬化騰(ポニー・マー)CEOが人民代表に選出されたことや、「インターネット管理弁法」の規定にのっとり通信サービスにフィルタリングが行われることを挙げ、
 「すべての通信内容は中国政府の支配下に置かれている
と指摘している。

 騰訊は2012年11月、チャットアプリ・微信(WeChat)で台湾市場に進出することを発表。
 台湾のタレント、レイニー・ヤン(楊丞琳)とショウ・ルオ(羅志祥)をイメージキャラクターにしており、現在台湾におけるサービス利用者は700万人を数える。

 台湾誌・天下は、騰訊や大手ショッピングサイト・淘宝(タオバオ)、オンライン決済サービス・支付宝など中国のネットサービスが次々に台湾へ進出していることについて
 「インターネットは中国に“統一”される最初の台湾産業になるかもしれない
と伝えている。



_

2013年11月14日木曜日

台湾鯛をおとしめた韓国の報道を許すな!:台湾で抗議活動

_

●13日、韓国の台湾鯛バッシングをきっかけとして、台湾で韓国に対する抗議が広がっている。韓流ドラマ・ボイコットを呼び掛ける議員も出現するなど、単なる抗議というよりもいわゆる「嫌韓」の様相を呈している印象だ。


レコードチャイナ 配信日時:2013年11月13日 21時30分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=79096&type=0

台湾鯛をおとしめた韓国の報道を許すな!
台湾で抗議活動、韓流スターボイコットの呼び掛けも

 2013年11月13日、韓国の台湾鯛バッシングをきっかけとして、台湾で韓国に対する抗議が広がっている。
 韓流ドラマ・ボイコットを呼び掛ける議員も出現するなど、単なる抗議というよりもいわゆる
 「嫌韓」の様相を呈している印象だ。

▼台湾鯛は淡水で育つ?!

 問題となったのは韓国テレビ局チャンネルAが2013年10月25日に放映した番組「食品XファイルA」。

韓国に輸入されている台湾鯛が、
●・タイといえば海水魚なのに台湾鯛は淡水で養殖されている。つまりタイではない。
●・きわめて劣悪な環境で養殖されている。近くに養豚場もあった。
●・養殖場の近くでブタ用抗生物質の空き瓶が捨ててあった。魚に投与されているのでは。
と批判している。

▼台湾鯛はタイではない

 確かに「淡水でタイを養殖」というのは驚かされる話。
 だが、ふたを開けてみればたいした話ではない。
 というのも台湾鯛はタイではなく、品種改良したティラピアなのだ。
 ティラピアは肉質がタイと似ており、日本でもイズミダイ、チカダイという名称で流通していたこともあった。

 ティラピアはシクリッド科に属するが、シクリッド科のことを台湾では「慈鯛科」と言うらしい。
 なので台湾鯛という名称には問題がないというのが台湾側の主張だ。
 やや強弁にも思えるが、台湾行政院農業委員会のサイトでは「庶民の魚―ティラピア(台湾鯛)」という、誤解の起きないタイトルで紹介している。

 もっとも韓国の消費者はそうは思っていなかったようだ。
 韓国向けの台湾鯛輸出は刺身用切り身が中心。
 代用魚と明記せずにタイとして提供していたケースもあるという。

 ちなみに台湾鯛=ティラピアということを知らなかったのは韓国人だけではない。
 中国本土のメディア・海峡都市報はこのニュースを報じる際に台湾鯛=マダイとして解説している。
 ティラピアは中国本土では羅非魚という名称で流通しており、よもや台湾鯛と同一品種だとは想像できなかったのではないか。

▼韓流ドラマ、韓流スターをボイコットだ?!

 台湾の報道によると、番組は韓国で大きな反響を呼び、10月26日以降、コンテナ15個分もの台湾鯛の輸入が差し止められたという。
 台湾鯛の価格も急落した。

 事態を受け、養殖関係者ばかりか政府も抗議したが、チャンネルAは韓国国内の悪徳業者を批判するのが主な目的だったと弁明し正式には謝罪していない。
 しかし東森ニュースは番組で映し出された「汚い養殖池」の場所を突き止め、現在は使用されていない養殖池を撮影していると批判した。
 また台湾鯛は厳格な検査を受けており、品質は認められているとも反論している。

 養殖関係者の抗議運動には「台湾製品ボイコットを!」とのプラカードも見られたが、そこに追い打ちをかけたのが嘉義市の張秀華議員。
 「韓国製品、韓流ドラマ、韓流スター、韓国旅行」の四つのボイコットを唱えている。
 ケーブルテレビが発達し多チャンネル時代を迎えた台湾では、安価で話数が多くそこそこ人気がある韓流ドラマはテレビ局にとって便利なコンテンツ。
 韓流ドラマ排斥を訴える声は数年前から聞かれるが、いまだにボイコットの候補に上がる人気を保っているようだ。

▼食品安全報道は売れるネタ、だからこそ慎重さが必要

 食品安全は引きの強いネタである。
 なんだかんだ言っても他国の政治問題よりも身近な食品のほうが気になるのは無理からぬところ。
 だが世に氾濫する「この食品が危ない」話は根拠が怪しいものが少なくない。

 食品安全報道を読むリテラシーが必要だし、報道する側にも他の問題以上の抑制が求められるべきだろう。
 日本にもどうでもいいような話を針小棒大に報道する記事が絶えないが、台湾メディアの報道を読む限り、「食品Xファイル」の報道も「台湾鯛はタイじゃないよ」以外にはまともな情報が入っていないようだ。
 根拠のない報道で他人さまの商売のタネを奪うのは大罪と言うしかない。

■筆者プロフィール:高口康太(たかぐち・こうた)
翻訳家、ライター。豊富な中国経験を活かし、海外の視点ではなく中国の論理を理解した上でその問題点を浮き上がらせることに定評がある。独自の切り口で中国と新興国を読むニュースサイト「KINBRICKS NOW」を運営。




_

2013年11月13日水曜日

日本が台湾への感謝を表す横断幕:台湾美女軍団=「可愛いすぎてけしからん」

_
▼11月10日のハイライト、横断幕のシーンは1:45~



レコードチャイナ 配信日時:2013年11月12日 18時22分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=79042&type=0

<野球>日本が台湾への感謝を表す横断幕
=「泣きそうになった」「必要なのは人間性」―中国版ツイッター

●12日、台湾台北で先日行われた野球の日本代表と台湾代表の試合で、日本代表チームが台湾の人々へ向けて東日本大震災の義援金に感謝を表す横断幕を掲げたことが、ネット上で話題となっている。

 2013年11月12日、台湾台北で先日行われた野球の日本代表と台湾代表の試合で、日本代表チームが台湾の人々へ向けて東日本大震災の義援金に感謝を表す横断幕を掲げたことが、ネット上で話題となっている。

 横断幕には中国語で
 「東日本大震災の時の援助を、日本は永遠に忘れません。
 私たちは心から台湾人民に感謝しています
と書かれていた。

このニュースに「中国版ツイッター」と呼ばれる簡易投稿サイトには多くのコメントが寄せられた。以下、寄せられたコメントの一部。

●.「これぞ小日本(※日本の蔑称)のやり口だ」
●.「中国の援助にはなぜ触れないのだ?」
●.「日本人は口では何とでも言う。信じてはいけない」

●.「心温まる話だ」
●.「人と人の愛は政治的な対立を超える」
●.「恩を知るというのは何よりも大切なこと」

●.「泣きそうになった。受けた恩を忘れない人は、人を感動させる」
●.「われわれ普通の国民にとっては恨みなど必要ない。必要なのはこのような人間性」
●.「中国政府はもともと恩知らず。日本が中国に行った経済援助なんて考えもせず、国民に復しゅう感情を植え付けている」

●.「日本、頑張れ!きっと復興の!」(※日本語の書き込み。原文ママ)



ロケットニュース24 昨日
http://rocketnews24.com/2013/11/12/386837/

野球の日本 vs 台湾戦のショーに登場の台湾美女軍団
=「可愛いすぎてけしからん」と話題

 2013年11月8日~10日の日程で台湾で行われた野球日本代表 vs 台湾代表の強化試合。
 試合は日本が全勝という結果。
 だが、試合の外では互いの健闘をたたえあい、また日本代表が台湾の東日本大震災時の支援に謝意を表すという感動的な一幕もあった。

 だが、素晴らしかったのはそれだけではない。
 オープニングパフォーマンスに登場した台湾美女軍団も素晴らしい!
 野球ファンの間でも「可愛すぎてけしからん」と話題になっているのだ。

 早速、3日分のオープニングパフォーマンスの動画を見てみると……確かにこれは可愛い!! 
 まず初日のパフォーマーは日本でも活動中のお天気アイドル「ウェザーガールズ」。
 そして2日目、3日目は「City girls」がダンスで会場を魅了だ!

 両グループとも、ビックリするほどのハイレベルなダンスを披露。
 オープニングパフォーマンスだけにしていたらもったいない。
 いや、試合とこんな素敵なショーを一緒に見られて、ハッピーと言うべきか。
 ぐぬぬ……これは野球ファンが「けしからん」と言いたくなるのも納得だ。
 野球に集中できないではないか!
  喝だ! 喝!

 ちなみに、今回の試合に限らず、台湾では野球の試合でのチアリーダーのパーフォーマンスに定評があるそうだ。
 野球に、元気いっぱいの台湾美少女のダンス……イイネ! 
 ……い、いや、かっ、喝だ! 喝! 
 喝〜〜〜っ!! くぅ〜〜〜っ!! 喝ッ!!

 台湾も日本に負けないくらい野球が盛んだ。
 台湾人の野球ファンによると「プロ野球なら当日でも球場に行けばチケットが買えると思う」とのこと。
 台湾旅行の際には、野球観戦に行ってみるのもいいかもしれないぞ!

参照元: YouTube
執筆:沢井メグ













ロケットニュース24 2日前  2013-11-11_155144
http://rocketnews24.com/2013/11/11/386738/

 日本 VS 台湾戦が試合の外でも感動の一幕を見せていた
  震災で救助にあたった台湾レスキューの始球式や “感謝台湾” の横断幕



2013年11月8日~10日の日程で台湾で行われた、野球日本代表vs台湾代表の強化試合。
 小久保裕紀監督が率いる「新生・侍ジャパン」は、その初陣を3連勝で飾った。

 試合の内容も白熱するものだったが、いまインターネット上では、一部の日本の放送局で放送されなかったという「あるシーン」が感動的だったと話題になっている。
 それは、東日本大震災の際に救助活動にあたった台湾レスキュー隊の始球式と、試合後に日本代表がかかげた横断幕だ。

■・台湾のレスキュー隊の始球式

 日台戦最終日11月10日、台北市天母球場で行なわれた第3試合の始球式を担当したのは台北市レスキュー隊のメンバーだ。
 台北市レスキュー隊は2011年に発生した東日本大震災の際にいち早く支援を申し出、来日後は全力で救助にあたってくれた姿を記憶している人も多いだろう。

 始球式には実際にその救助に携わった隊員が登場。
 代表して劉奎佑(りゅう・けいゆう)分隊長がマウンドに立ち、見事にノーバウンドで投げきったそうだ。
 そして、小久保監督らが直接「感謝の意」として記念ボールを贈呈した。

■・試合後の “感謝台湾” 横断幕

 そして同日、見事に3連勝を収め、興奮収まらない試合直後、日本チームは監督、選手、コーチ陣全員がグラウンドに立ち、横断幕を掲げて改めて台湾に感謝の意を示している。

 横断幕にはこう書かれていた。
 「私達は心から台湾のみなさんに感謝しています。
 東日本大震災のときの支援を日本は永遠に忘れません」
なお、横断幕は、第1、2試合が行なわれた新北市の新荘球場でも、2日目の試合終了後に掲げられていた。

■・台湾メディアも絶賛「両チームは共にスポーツマンシップを体現した」

 この試合について台湾メディアは「もっとも感動したのは試合の勝敗ではない、両チームが見せたスポーツマンシップだ」と絶賛。

 さらに、
 「侍ジャパンは、勝利の喜びにひたることなく、全員がタッチしたあと、“感謝台湾”の横断幕をかかげて球場を一周した。
 これに台湾野球ファンも熱く拍手をした」
と報じている。
 また台湾チームもマウンドに集合し、ファンに対して深々とお辞儀をした。

■・11月15日からは台湾でアジアシリーズ開幕

 心温まる一幕を見せてくれた今回の強化試合。
 国際試合となると、どうしても勝ち負けにこだわってしまうが、彼らは本物のスポーツマンシップを見せてくれたのではないだろうか? 

 なお、11月15日からは同じく台湾で、野球のアジア一のチームを決めるアジアシリーズが開幕する。
 日本からは日本シリーズを制した東北楽天ゴールデンイーグルスが出場予定だ。
 今度はどんな試合を見せてくれるのか楽しみである!

参照元: YouTube、東森新聞、Apple Daily(中国語)
執筆:沢井メグ

▼11月10日に行われた台北市レスキュー隊による始球式の様子




レコードチャイナ 配信日時:2013年11月15日 11時51分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=79169&type=0

<野球>日本チームの横断幕に台湾人が感動=「永遠に友達だ」「ファンも素晴らしい」―台湾ネット


●14日、先日、台湾・台北で行われた野球の日本代表と台湾代表の試合で、日本代表チームが台湾の人々へ向けて東日本大震災への支援に感謝を表す横断幕を掲げた。台湾のネット上にも多数のコメントが寄せられている。

 2013年11月14日、先日、台湾・台北で行われた野球の日本代表と台湾代表の試合で、日本代表チームが台湾の人々へ向けて東日本大震災への支援に感謝を表す横断幕を掲げた。

 10日の試合後、日本代表チームは中国語で
 「東日本大震災の時の援助を、日本は永遠に忘れません。
 私たちは心から台湾人民に感謝しています」
と書かれた横断幕を掲げ、感謝を表した。
 スタンドからは惜しみない拍手が送られたという。

 台湾中央社は10日夜にこのニュースを報道し、台湾のネットユーザーからは大きな反響が寄せられた。
 以下はその一部。

●.「このようなライバルは本当に尊敬に値する」
●.「“受けた恩は石に刻め”というが、日本は本当に長い間覚えているね」
●.「日本は、野球の試合でたびたび台湾に感謝を示してくれている。
 日本に全敗しても、毎回不正を企む韓国の試合を見るよりよっぽど気分がいい」
●.「日本に募金したら感謝してくれる。
 中国本土に募金したら脅されて国旗を取り上げられる」
●.「3.11からもうすぐ3年なのに、日本はいまだに感謝を忘れない。
 四川大地震の時に多額の義援金を送ったのに誰一人感謝しないばかりか、誰が募金していないか調べる中国人とはやはり違う」
●.「自国での試合、しかも国際試合でもないのに自分を『チャイニーズタイペイ』と呼ばなければならないなんて悲しい。
 日本ですら『台湾』と書いてくれたのに」
●.「私はまだ学生だけれど、学校に講演に来る日本の学者たちはみな台湾の震災支援への感謝を口にして、深々とお辞儀をする。
 人は困難にぶつかったとき、互いに助け合わなきゃ」
●.「球場で正々堂々戦って、試合後は友達。どんなに素晴らしいことだろう」
●.「試合も素晴らしかったが、ファンはもっと素晴らしかった。
 『日台友好』のスローガンを掲げる日本のファン。
 日本の選手たちが掲げた横断幕に拍手で応える台湾のファン。
 この試合の意義を深めてくれた」
●.「台湾頑張れ!日本頑張れ!私たちは永遠に友達だ」





2013年11月11日月曜日

台湾で国民党大会:中国共産党は祝電

_


サーチナニュース 2013/11/11(月) 10:36
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2013&d=1111&f=politics_1111_002.shtml

台湾で国民党大会…怒号・尿投げの抗議隊、中国共産党は祝電

  中国国民党は10日、台中市内の港区総合体育館で第19回党代表大会を開催した。
 本来は9月29日に台北市内の孫中山紀念館で開催の予定だったが、激烈な抗議活動が予想されたため地域の秩序の維持が困難として日程と会場を変更した。
 10日の大会でも会場周囲では激烈な抗議活動が展開された。
 一方、中国共産党は同大会に祝電を送った。
 台海網、中国新聞社などが報じた。

  国民党の馬英九主席(中華民国総統)は同大会で、食の安全、居住の正義、高齢者の保護、都市と農村の連結、文化の刷新、地域経済の整合など、政策6項目に重点的に取り組むと約束した。

  「食の安全」を強調したのは台湾でこのところ、偽装・劣悪な食品の事件が多発しているため、「居住の正義」は都市部における住宅価格が高止まりしていることへの対策が必要と判断したからだ。

  馬首席は、
 「国民党は改革と団結を永続しなければならない。
 民衆と誠実に意思の疎通をせねばならない。
 ありえる欠点について真剣に検討せねばならない」
などと訴え、
 「改革を徹底し、改善して改進してのみ、政権の担当を続けることができる」
と、危機感も示した。

  しかし、会場を取り囲んでの抗議活動は激烈だった。
 集まった団体は台湾独立を目指す「公投台湾聯盟」、「台湾国運動」、「台湾団結聯盟」、「台湾民族党」など。
 一部の人は、10日午前2時ごろには会場の体育館近くに陣取り、国民党の馬英九主席らの到着を待ち構えた。

  午前8時10分ごろ、馬英九主席らを乗せた車列が到着した。
 抗議側は予定していた「平和の靴投げ」を敢行。
 しかし、警察は体育館から300メートルほど離れた場所にまでしか抗議隊の進入を許していなかったので、馬主席らを靴が直撃することはなかった。

  抗議者は「馬英九辞めろ」と罵声を浴びせた。
 会場入りする国民党関係者が「度胸があるならここまで来てみろ」とやり返す場面も。
 緊張が高まり警察は警察官100人を増員。
 双方に警告し、引き下がらせた。

  警察側が設けた臨時の警護柵によじ登る抗議者もいた。
 柵の上でなぜか服を脱ぎ、パンツ1枚になって暴れた。
 警察官が何度も「もういいでしょう。やめてください」と繰り返すと、再び服を着て、柵の外側に飛び降りた。

  ペットボトルに尿を入れて持参した人も多かった。
 警護柵に向かって投げつけた。
 飛び散った尿を頭から浴びた抗議者も多かった。
 「平和的に、理性的に靴を投げて抗議するんじゃなかったのか。
 こんなことをするようでは、暴徒と見られても仕方ない」
と憤る抗議者もいたという。

**********

  中国共産党中央委員会は同日、党大会を開催した国民党に祝電を送った。
 「貴党の第19回代表大会開催にあたり、謹んで祝賀いたします。
 近年来、貴党とわが党なともに努力し、(台湾海峡の)両岸関係の平和的発展を推進してきました」、
 「ひとつの中国という枠組みの共通認識を増進し、相互信頼を深め、共に前進し、両岸関係の計輪的発展をさらに確固たるものに深めていきたいと願っています」
などとして、中国大陸と台湾の関係を推進したとして、国民党を高く評価した。

  国民党も共産党に対して、
 「関係を修復し、これまでにない水準に引き上げた」
などの内容を含む感謝の返電を行った。




_

2013年11月10日日曜日

中国が台湾の外交封じ込め政策を緩和:台湾とシンガポールがFTA締結

_


レコードチャイナ 配信日時:2013年11月10日 17時40分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=78907&type=0

中国が台湾の外交封じ込め政策を緩和、台湾とシンガポールがFTA締結―米メディア


●8日、米メディアは、台湾とシンガポールが7日に自由貿易協定(FTA)を締結したことについて、台湾の外交封じ込め政策を中国が緩和した結果だと指摘した。写真は台北。

 2013年11月8日、米ラジオ局ボイス・オブ・アメリカ(VOA)中国語版は、台湾とシンガポールが7日に自由貿易協定(FTA)に当たる経済パートナーシップ協定を締結したことから、諸外国が台湾と直接交流することを禁ずる中国の台湾政策が「緩和された」と指摘した。

 シンガポールは台湾にとって5番目に大きい貿易相手国であり、昨年の両国間の貿易総額は282億ドルにも上っている。
 「1つの中国」を主張している中国は、諸外国と自由に交渉する台湾の権利を認めていない。
 過去において、台湾が外国と協定を結ぶことを中国政府は阻止しており、その結果、台湾は国交のあるごくわずかな国のみと貿易協定を結ぶしかなかった。

 有識者は、2010年に中台経済協力枠組み協定(ECFA)が結ばれた後、中国が台湾と他国のFTAを容認するようになったと指摘する。
 ECFAは中台双方が60年間の敵対関係を乗り越えた努力の結果といえよう。
 だが、台北の中国文化大学の蔡[王韋](ツァイ・ウェイ)教授は、
 「中国が台湾を1つの国家と認めたと暗示しているわけではない」
と話す。
 その理由として、蔡教授は
 「協定の締結に外交官のサインがない。
 今回結ばれた協定も『FTA』という文言は使われず、『経済パートナーシップ協定(ASTEP)』という言葉が使われている」
と説明する。

 中国政府はその強大な経済力を盾に、台湾が170以上もある国々と国交を樹立することを阻止してきた。
 中国は台湾を自国の領土の一部とみなし、過去には武力行使で統一を実現しようとした。
 だが、この5年間で、中国政府は貿易や投資の拡大により台湾の民意を取り込んで、最終的な統一につなげようと方針を転換したようだ。
 今回、台湾がシンガポールと自由貿易協定を結んだことで、馬英九(マー・インジウ)総統の支持率アップが見込まれている。
 現在、馬総統の支持率はわずか20%ほどでしかない。



_

2013年11月6日水曜日

台湾の女性歌手がライブで“国旗”:中国人は大ブーイング、北京ライブ中止も

_



●チャン・シュエン(張懸 Zhang Xuan )


レコードチャイナ 配信日時:2013年11月6日 11時10分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=78754&type=0

台湾の女性歌手がライブで“国旗”=中国人は大ブーイング、北京ライブ中止も―米メディア


●5日、台湾の女性歌手チャン・シュエンがイギリスで開催したソロライブで台湾の国旗を掲げ、中国籍の観客からブーイングを浴びた問題が、ネット上で大きな論争に発展している。写真はチャン・シュエン。

 2013年11月5日、台湾の女性歌手チャン・シュエン(張懸Zhang Xuan )がイギリスで開催したソロライブで台湾の国旗を掲げ、中国籍の観客からブーイングを浴びた問題が、ネット上で大きな論争に発展している。
 米華字メディア・大紀元(epochtimes)が伝えた。

 シンガーソングライターのチャン・シュエンは今月2日、英マンチェスターで500人規模のソロライブを開催。
 この時、客席にいた台湾籍の学生に台湾国旗を渡され、ステージ上でそれを広げて「これは私の国の国旗」と語ったことで、中国籍の観客から「政治を語るな」とブーイングが起こった。
 これが中国および台湾のインターネット上で話題になり、論争が巻き起こっている。

 チャン・シュエンによるとステージにいた当時、恐らくそういう誤解があるだろうと思い、
●.「この旗は、私がどこから来たかを紹介するためのもの。政治とは一切関係ない」
と語りかけた。
 しかし、中国籍の観客のブーイングで、チャン・シュエンの言葉は途中で断ち切られてしまったという。

 来月30日に北京ライブを開催予定だが、中国のネット上ではボイコットを叫ぶ声が高まっている。
 チャン・シュエンは台湾に戻った5日、メディアのインタビューに対し、これについて言及。
 自身のライブは
●.「妥協したり、自分の尊厳を傷つけられることを甘んじて受けるためのものではない」
と話し、自ら北京ライブを取り消す意向を示した。
 「どんな損害を被っても取り消したい」
と語っている。

 ネット上ではさまざまな意見が登場している。台湾から聞こえてくるのは、
●.「言論の自由がない国で育った者だけに、言論の自由を持つ国から来た人に対し、強制的に自由な発言を奪おうとする」
●.「かの国には洗脳された若者がどれほど多いことか。
 国から離れても後遺症はひどく、完全に中毒状態だ。
 人民のばかさ加減は独裁政権がその基礎を作った」
●.「だったらステージで、五星旗を掲げろと言うのか?
 もし反対に中国の歌手が自分の国旗を掲げても、台湾の観客はブーイングなどしないだろう」
などなど。
 中には、
●.「彼らは本物のばかだな。あれは中華民国の国旗で、本来は中国の国旗だったじゃないか。
 昔の人はあれを掲げて抗日戦争で戦ったんだ」
との声も聞かれる。



レコードチャイナ 配信日時:2013年11月15日 18時40分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=79173&type=0

「台湾国旗」騒動の女性歌手チャン・シュエン、北京ライブの延期を正式発表―台湾


●14日、国旗を巡るトラブルに遭遇した台湾の女性歌手チャン・シュエンが、来月開催予定だった北京コンサートを延期すると正式に発表した。写真はチャン・シュエン。

 2013年11月14日、国旗を巡るトラブルに遭遇した台湾の女性歌手チャン・シュエン(張懸)が、来月開催予定だった北京コンサートを延期すると正式発表した。
 台湾の日刊紙・聯合報が伝えた。

 台湾のシンガー・ソングライターのチャン・シュエンは今月2日、イギリスでソロライブを開催。
 この時、客席から渡された台湾国旗をステージ上で広げたが、中国籍の観客からブーイングが起こった。
 これが中国および台湾のインターネット上で話題になり、論争を巻き起こした。

 14日、チャン・シュエンのマネジャーがフェイスブック上で、来月30日に予定していた北京ライブを延期すると正式発表。
 理由について「ステージのクオリティーと、観客の安全問題を憂慮したもの」と説明している。
 また、うわさされていた中国側からの圧力については否定した。
 過去に中国で数々の音楽イベントに出演してきたが、今回が初ソロコンサートだった。
 それだけにチケットを購入した中国のファンからは「残念」との声が聞かれる。

 この報道を受けて、中国のネット上ではさまざまな反応が見られる。
 チャン・シュエンの行動を支持する人からは、
●.「(英ライブのブーイングについて)敏感に反応しすぎだ」
●.「ただの旗であって、ナイフや凶器じゃない」
などの声が上がった。
 不支持の人々からは、
●.「金もうけしたければ政治を語るな」
●.「典型的な台湾人のやり方だな。以前は物質上の優越感に浸ってたが、中国に追い付かれると、今度は『文化レベルが高い』『民主的だ』ってことをひけらかし始める」
などの意見が聞かれている。



レコードチャイナ 配信日時:2013年11月23日 15時47分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=79423&type=0

台湾人タレント、中国で“封殺”の歴史
=「国旗」「国家」「抗日戦争」が火種に―台湾


●20日、女性ミュージシャンのチャン・シュエンがこのほど、国旗を巡るトラブルで中国からの“封殺”対象に。ニュースサイトのNOWnewsでは、過去に同じく“封殺”された台湾人タレントの歴史を振り返っている。写真はレイニー・ヤン。

 2013年11月20日、台湾の女性ミュージシャンのチャン・シュエン(張懸)がこのほど、国旗を巡るトラブルで中国からの“封殺”対象に。
 ニュースサイトのNOWnews(今日新聞網)では、過去に同じく“封殺”された台湾人タレントの歴史を振り返っている。

 女性ミュージシャンのチャン・シュエンは今月2日、イギリスで開催したソロライブのステージで、客席から渡された台湾国旗を広げた。
 しかし会場にいた中国籍の観客からブーイングが巻き起こり、ネット上の論争に発展。
 来月30日に開催予定だった北京ライブは無期限延期となり、事実上の“封殺”となった。

 台湾の歌姫アーメイ(張恵妹)も、過去に中国で“封殺”された1人。
 2000年、政権を握った民進党の総統就任式で、台湾国歌を歌ったことが原因。
 中国メディア各社は、「国民からの強い要求に応えるため」として、アーメイをテレビ・ラジオから完全に締め出した。
 このトラブルは長く尾を引き、2004年に浙江省でイベントに出演した際も妨害騒ぎが起こった。

 歌手で女優のレイニー・ヤン(楊丞琳)は2003年、台湾のバラエティー番組で「(抗日戦争は)たった8年だけなの?」と発言し、中国で長い“封殺”対象に。
 3年後に上海市で記者会見を開き、自分の「無知」について謝罪した。
 その後、何度も謝罪を繰り返しているが、中国での反感はいまだに根強い。

 女優の伊能静(いのう・しずか)は今年はじめ、中国の週刊紙・南方週末の社説差し替え問題で“封殺”対象になった。
 これは、共産党委員会宣伝部の圧力によって、新年号の社説が完全に書き替えられたというもの。
 伊能はミニブログで南方週末支持を明らかにし、国家安全部から“呼び出し”がかかったことも文章でにおわせた。
 今年8月になってやっとテレビ収録に参加したことが話題になったが、放送された番組に伊能の姿はなかった。

 国民的アーティストのルオ・ダーヨウ(羅大佑)は、非常に早い時期に“封殺”された。
 政治的発言が多く、その楽曲には中国の文化大革命や天安門事件、元中国最高指導者・トウ小平を風刺・批判する歌詞も多い。
 このため1990年代の中国では完全に“封殺”対象に。
 近年は中国のテレビ番組にも顔を見せているが、率直な物言いをするだけに、再び“封殺”される可能性も大いにあり得るとみられている。



_

2013年11月1日金曜日

台湾政府がアップルに抗議:iPhone地図で「中国台湾省」の表記

_

●30日、環球時報は記事「台湾がアップル社地図の“矮小化”に抗議、新システムで“台湾省”との表記」を掲載した。台湾外交部は「妥協はできない」とアップル社に抗議することを表明した。


レコードチャイナ 配信日時:2013年10月31日 21時10分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=78516&type=0

台湾政府がアップルに抗議、iPhone地図で「中国台湾省」の表記―中国紙

 2013年10月30日、環球時報は記事「台湾がアップル社地図の“矮小化”に抗議、新システムで“台湾省”との表記」を掲載した。

 29日、台湾・中央通訊社は、iPhoneなどアップル社製品の地図で「中国台湾省」という表記が使われていると報じた。
 台湾外交部は同社に抗議したことを発表した。

 問題となったのはiPhoneやiPad、Macなどアップル社製品に搭載されているアップル社の地図アプリ。
 新OS導入に伴い地図アプリも行進されたが、中国簡体字表記で使用した場合、「中国台湾省」との表記が使われていることが明らかとなった。
 英語では「Taiwan Province」(台湾省)と表記される。

 メディアの報道を受け、台湾外交部は29日の記者会見で、台湾を矮小化するものであり、アップル社に抗議すると発表した。
 「全力を尽くす。この種の問題で妥協はできない」
とコメントした。

 一方、台湾紙・自由時報は、国際的に孤立しているため敏感になりすぎているのではないか、と激烈な反発を戒める声もあると紹介している。



_