2013年11月10日日曜日

中国が台湾の外交封じ込め政策を緩和:台湾とシンガポールがFTA締結

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レコードチャイナ 配信日時:2013年11月10日 17時40分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=78907&type=0

中国が台湾の外交封じ込め政策を緩和、台湾とシンガポールがFTA締結―米メディア


●8日、米メディアは、台湾とシンガポールが7日に自由貿易協定(FTA)を締結したことについて、台湾の外交封じ込め政策を中国が緩和した結果だと指摘した。写真は台北。

 2013年11月8日、米ラジオ局ボイス・オブ・アメリカ(VOA)中国語版は、台湾とシンガポールが7日に自由貿易協定(FTA)に当たる経済パートナーシップ協定を締結したことから、諸外国が台湾と直接交流することを禁ずる中国の台湾政策が「緩和された」と指摘した。

 シンガポールは台湾にとって5番目に大きい貿易相手国であり、昨年の両国間の貿易総額は282億ドルにも上っている。
 「1つの中国」を主張している中国は、諸外国と自由に交渉する台湾の権利を認めていない。
 過去において、台湾が外国と協定を結ぶことを中国政府は阻止しており、その結果、台湾は国交のあるごくわずかな国のみと貿易協定を結ぶしかなかった。

 有識者は、2010年に中台経済協力枠組み協定(ECFA)が結ばれた後、中国が台湾と他国のFTAを容認するようになったと指摘する。
 ECFAは中台双方が60年間の敵対関係を乗り越えた努力の結果といえよう。
 だが、台北の中国文化大学の蔡[王韋](ツァイ・ウェイ)教授は、
 「中国が台湾を1つの国家と認めたと暗示しているわけではない」
と話す。
 その理由として、蔡教授は
 「協定の締結に外交官のサインがない。
 今回結ばれた協定も『FTA』という文言は使われず、『経済パートナーシップ協定(ASTEP)』という言葉が使われている」
と説明する。

 中国政府はその強大な経済力を盾に、台湾が170以上もある国々と国交を樹立することを阻止してきた。
 中国は台湾を自国の領土の一部とみなし、過去には武力行使で統一を実現しようとした。
 だが、この5年間で、中国政府は貿易や投資の拡大により台湾の民意を取り込んで、最終的な統一につなげようと方針を転換したようだ。
 今回、台湾がシンガポールと自由貿易協定を結んだことで、馬英九(マー・インジウ)総統の支持率アップが見込まれている。
 現在、馬総統の支持率はわずか20%ほどでしかない。



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2013年11月6日水曜日

台湾の女性歌手がライブで“国旗”:中国人は大ブーイング、北京ライブ中止も

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●チャン・シュエン(張懸 Zhang Xuan )


レコードチャイナ 配信日時:2013年11月6日 11時10分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=78754&type=0

台湾の女性歌手がライブで“国旗”=中国人は大ブーイング、北京ライブ中止も―米メディア


●5日、台湾の女性歌手チャン・シュエンがイギリスで開催したソロライブで台湾の国旗を掲げ、中国籍の観客からブーイングを浴びた問題が、ネット上で大きな論争に発展している。写真はチャン・シュエン。

 2013年11月5日、台湾の女性歌手チャン・シュエン(張懸Zhang Xuan )がイギリスで開催したソロライブで台湾の国旗を掲げ、中国籍の観客からブーイングを浴びた問題が、ネット上で大きな論争に発展している。
 米華字メディア・大紀元(epochtimes)が伝えた。

 シンガーソングライターのチャン・シュエンは今月2日、英マンチェスターで500人規模のソロライブを開催。
 この時、客席にいた台湾籍の学生に台湾国旗を渡され、ステージ上でそれを広げて「これは私の国の国旗」と語ったことで、中国籍の観客から「政治を語るな」とブーイングが起こった。
 これが中国および台湾のインターネット上で話題になり、論争が巻き起こっている。

 チャン・シュエンによるとステージにいた当時、恐らくそういう誤解があるだろうと思い、
●.「この旗は、私がどこから来たかを紹介するためのもの。政治とは一切関係ない」
と語りかけた。
 しかし、中国籍の観客のブーイングで、チャン・シュエンの言葉は途中で断ち切られてしまったという。

 来月30日に北京ライブを開催予定だが、中国のネット上ではボイコットを叫ぶ声が高まっている。
 チャン・シュエンは台湾に戻った5日、メディアのインタビューに対し、これについて言及。
 自身のライブは
●.「妥協したり、自分の尊厳を傷つけられることを甘んじて受けるためのものではない」
と話し、自ら北京ライブを取り消す意向を示した。
 「どんな損害を被っても取り消したい」
と語っている。

 ネット上ではさまざまな意見が登場している。台湾から聞こえてくるのは、
●.「言論の自由がない国で育った者だけに、言論の自由を持つ国から来た人に対し、強制的に自由な発言を奪おうとする」
●.「かの国には洗脳された若者がどれほど多いことか。
 国から離れても後遺症はひどく、完全に中毒状態だ。
 人民のばかさ加減は独裁政権がその基礎を作った」
●.「だったらステージで、五星旗を掲げろと言うのか?
 もし反対に中国の歌手が自分の国旗を掲げても、台湾の観客はブーイングなどしないだろう」
などなど。
 中には、
●.「彼らは本物のばかだな。あれは中華民国の国旗で、本来は中国の国旗だったじゃないか。
 昔の人はあれを掲げて抗日戦争で戦ったんだ」
との声も聞かれる。



レコードチャイナ 配信日時:2013年11月15日 18時40分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=79173&type=0

「台湾国旗」騒動の女性歌手チャン・シュエン、北京ライブの延期を正式発表―台湾


●14日、国旗を巡るトラブルに遭遇した台湾の女性歌手チャン・シュエンが、来月開催予定だった北京コンサートを延期すると正式に発表した。写真はチャン・シュエン。

 2013年11月14日、国旗を巡るトラブルに遭遇した台湾の女性歌手チャン・シュエン(張懸)が、来月開催予定だった北京コンサートを延期すると正式発表した。
 台湾の日刊紙・聯合報が伝えた。

 台湾のシンガー・ソングライターのチャン・シュエンは今月2日、イギリスでソロライブを開催。
 この時、客席から渡された台湾国旗をステージ上で広げたが、中国籍の観客からブーイングが起こった。
 これが中国および台湾のインターネット上で話題になり、論争を巻き起こした。

 14日、チャン・シュエンのマネジャーがフェイスブック上で、来月30日に予定していた北京ライブを延期すると正式発表。
 理由について「ステージのクオリティーと、観客の安全問題を憂慮したもの」と説明している。
 また、うわさされていた中国側からの圧力については否定した。
 過去に中国で数々の音楽イベントに出演してきたが、今回が初ソロコンサートだった。
 それだけにチケットを購入した中国のファンからは「残念」との声が聞かれる。

 この報道を受けて、中国のネット上ではさまざまな反応が見られる。
 チャン・シュエンの行動を支持する人からは、
●.「(英ライブのブーイングについて)敏感に反応しすぎだ」
●.「ただの旗であって、ナイフや凶器じゃない」
などの声が上がった。
 不支持の人々からは、
●.「金もうけしたければ政治を語るな」
●.「典型的な台湾人のやり方だな。以前は物質上の優越感に浸ってたが、中国に追い付かれると、今度は『文化レベルが高い』『民主的だ』ってことをひけらかし始める」
などの意見が聞かれている。



レコードチャイナ 配信日時:2013年11月23日 15時47分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=79423&type=0

台湾人タレント、中国で“封殺”の歴史
=「国旗」「国家」「抗日戦争」が火種に―台湾


●20日、女性ミュージシャンのチャン・シュエンがこのほど、国旗を巡るトラブルで中国からの“封殺”対象に。ニュースサイトのNOWnewsでは、過去に同じく“封殺”された台湾人タレントの歴史を振り返っている。写真はレイニー・ヤン。

 2013年11月20日、台湾の女性ミュージシャンのチャン・シュエン(張懸)がこのほど、国旗を巡るトラブルで中国からの“封殺”対象に。
 ニュースサイトのNOWnews(今日新聞網)では、過去に同じく“封殺”された台湾人タレントの歴史を振り返っている。

 女性ミュージシャンのチャン・シュエンは今月2日、イギリスで開催したソロライブのステージで、客席から渡された台湾国旗を広げた。
 しかし会場にいた中国籍の観客からブーイングが巻き起こり、ネット上の論争に発展。
 来月30日に開催予定だった北京ライブは無期限延期となり、事実上の“封殺”となった。

 台湾の歌姫アーメイ(張恵妹)も、過去に中国で“封殺”された1人。
 2000年、政権を握った民進党の総統就任式で、台湾国歌を歌ったことが原因。
 中国メディア各社は、「国民からの強い要求に応えるため」として、アーメイをテレビ・ラジオから完全に締め出した。
 このトラブルは長く尾を引き、2004年に浙江省でイベントに出演した際も妨害騒ぎが起こった。

 歌手で女優のレイニー・ヤン(楊丞琳)は2003年、台湾のバラエティー番組で「(抗日戦争は)たった8年だけなの?」と発言し、中国で長い“封殺”対象に。
 3年後に上海市で記者会見を開き、自分の「無知」について謝罪した。
 その後、何度も謝罪を繰り返しているが、中国での反感はいまだに根強い。

 女優の伊能静(いのう・しずか)は今年はじめ、中国の週刊紙・南方週末の社説差し替え問題で“封殺”対象になった。
 これは、共産党委員会宣伝部の圧力によって、新年号の社説が完全に書き替えられたというもの。
 伊能はミニブログで南方週末支持を明らかにし、国家安全部から“呼び出し”がかかったことも文章でにおわせた。
 今年8月になってやっとテレビ収録に参加したことが話題になったが、放送された番組に伊能の姿はなかった。

 国民的アーティストのルオ・ダーヨウ(羅大佑)は、非常に早い時期に“封殺”された。
 政治的発言が多く、その楽曲には中国の文化大革命や天安門事件、元中国最高指導者・トウ小平を風刺・批判する歌詞も多い。
 このため1990年代の中国では完全に“封殺”対象に。
 近年は中国のテレビ番組にも顔を見せているが、率直な物言いをするだけに、再び“封殺”される可能性も大いにあり得るとみられている。



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2013年11月1日金曜日

台湾政府がアップルに抗議:iPhone地図で「中国台湾省」の表記

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●30日、環球時報は記事「台湾がアップル社地図の“矮小化”に抗議、新システムで“台湾省”との表記」を掲載した。台湾外交部は「妥協はできない」とアップル社に抗議することを表明した。


レコードチャイナ 配信日時:2013年10月31日 21時10分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=78516&type=0

台湾政府がアップルに抗議、iPhone地図で「中国台湾省」の表記―中国紙

 2013年10月30日、環球時報は記事「台湾がアップル社地図の“矮小化”に抗議、新システムで“台湾省”との表記」を掲載した。

 29日、台湾・中央通訊社は、iPhoneなどアップル社製品の地図で「中国台湾省」という表記が使われていると報じた。
 台湾外交部は同社に抗議したことを発表した。

 問題となったのはiPhoneやiPad、Macなどアップル社製品に搭載されているアップル社の地図アプリ。
 新OS導入に伴い地図アプリも行進されたが、中国簡体字表記で使用した場合、「中国台湾省」との表記が使われていることが明らかとなった。
 英語では「Taiwan Province」(台湾省)と表記される。

 メディアの報道を受け、台湾外交部は29日の記者会見で、台湾を矮小化するものであり、アップル社に抗議すると発表した。
 「全力を尽くす。この種の問題で妥協はできない」
とコメントした。

 一方、台湾紙・自由時報は、国際的に孤立しているため敏感になりすぎているのではないか、と激烈な反発を戒める声もあると紹介している。



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2013年10月31日木曜日

台湾防衛の最大課題は潜水艦戦力増強:切り札は日本の潜水艦技術

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●31日、米国から購入したP3C対潜哨戒機の公開式典で演説する台湾の馬英九総統=屏東空軍基地(AFP=時事)


jiji.cvopm 2013/10/31-19:28
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2013103101011

P3C哨戒機を公開=15年までに12機配備へ-台湾

 【台北時事】台湾国防部(国防省)は31日、米国から購入し、9月に南部の屏東空軍基地に配備されたP3C対潜哨戒機を同基地で内外メディアに公開した。
 米国は2007年、台湾に対してP3C12機を19億6000万米ドル(約1921億円)で売却する方針を決定。9月25日に1機目が引き渡された。年内にさらに3機が台湾に到着し、15年中に配備が完了する見込み。(2013/10/31-19:28)



JB Press 2013.10.31(木)
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/39037

切り札は日本の潜水艦技術、
中国の覇権主義を封じ込める妙手とは

 国家財政危機が継続しているアメリカでは、国防予算の大幅減額に伴う具体的戦力低下がますます深刻化しつつある。

 オバマ政権がアジア重視政策を打ち出しているのに対応して、かつ中国海軍の急速な増強を睨んで、アメリカ海軍は太平洋艦隊を強化する方針を打ち出している。
 とは言っても、イランやシリア、そしていまだに不安定な北アフリカ情勢を考慮すると、大西洋・地中海方面のアメリカ海軍力を大幅に減らして太平洋方面に差し向けられる状況とは言えない。

 オバマ政権下における国防費減額の流れに加えて、強制財政削減措置によって海軍予算も含めて国防予算全体が一律に削減されている中で「アジア重視政策を後押しするために太平洋方面の海軍力を増強する」というのは、「他の地域における弱体化よりも弱体化の度合いを極小に抑える」という意味合いと理解するべきである。

 したがって、名実ともに海軍力(航空戦力を含む)や長射程ミサイル戦力を強化し続けている中国軍と比較すると、東アジア(日本周辺から南シナ海にかけて)方面におけるアメリカ海軍力は相対的に弱体化の道をたどっていると言わざるをえない。
 アメリカ財政が奇跡的に健全化しない限り、この傾向はますます強まることは避けられない。

 日本やフィリピンの国防がアメリカ国防予算大幅削減の影響を受ける状況は本コラムでもしばしば指摘しているが、
 日本やフィリピン以上に深刻な打撃を被る可能性が高いのが、台湾の国防である。

 台湾は自主防衛努力を精一杯推し進めているが、日本を本拠地にしているアメリカ海軍や海兵隊の存在は、台湾防衛の左右を決する最大の要素の1つとなっている。
 つまり、アメリカ海軍力の弱体化は、台湾国防能力を直撃するのである。

■念願のP-3C配備実現も米海軍力弱体化の結果

 すでにブッシュ政権の時期にアメリカ政府が約束していた対台湾武器供与のいくつかのパッケージのうち、台湾国防当局が待ち望んでいた(そして中国国防当局が強く反発していた)対潜哨戒機P-3Cの第1陣12機の配備が、ようやく2013年9月末に達成された。
 これまで旧式の対潜哨戒機しか保有していなかった台湾軍にP-3Cが12機加わり(2015年までにはさらに第2陣が加わる予定)中国海軍潜水艦に対抗する能力が飛躍的に強化された。

 ただし、穿った見方をするならば、アメリカがようやく台湾にP-3Cの売却を実施したのは以下のような理由とも考えられる。

 予想以上のスピードで強力になってしまっている中国海軍通常動力潜水艦戦力を封じ込めるためには、アメリカ海軍自前の対潜能力(そして海上自衛隊の対潜能力)を増強する必要がある。
 しかし、国防予算削減のまっただ中でそのような予算を捻出することができない。
 そこで、台湾軍にアメリカ海軍(ならびに海上自衛隊)と共通のP-3Cを運用させることにより、第7艦隊をはじめとして東アジア海域で作戦するアメリカ海軍艦艇にとって手強い敵である中国海軍潜水艦部隊を封じ込める一助にしよう、というのである。

 要するに、かつて冷戦中には第7艦隊にとって最大の脅威であったソ連海軍潜水艦部隊や長距離爆撃機を封じ込めるために、アメリカ海軍自身が莫大な予算を投入する代わりに、日本に強力な対潜哨戒能力(海上自衛隊はおよそ100機のP-3Cを保有していた)を持たせたりイージス駆逐艦を建造させたりしたのと似通った手法ということができる。

■潜水艦戦力増強が台湾防衛最大の課題

 アメリカ側の真の動機はともかくも、台湾国防当局にとってP-3Cの配備が開始されたことは極めて心強いステップであることは間違いない。
 しかし、台湾政府ならびに台湾軍がP-3C以上に調達したいのが、現在台湾空軍が保有するF-16A/B以上に強力な新鋭戦闘機と、ある程度まとまった数の新型潜水艦である。

 特に、中国海軍の強力な潜水艦戦力(攻撃原子力潜水艦と通常動力潜水艦)と比べると、
 台湾海軍は惨めなほど弱体な潜水艦戦力(2隻の老朽グッピー2型潜水艦と2隻の旧式海龍型潜水艦)しか保持していない。
 そこで、P-3Cの配備に関連して、台湾軍高官はブッシュ政権下で約束した8隻の新型通常動力潜水艦の台湾海軍に対する供与の実現を強く求めた。

■各国の潜水艦戦力の比較

 中国海軍通常動力潜水艦の主たる任務は、アメリカ海軍(場合によっては海上自衛隊)艦艇に対する接近阻止である。
 したがって、アメリカが対中国潜水艦戦力を飛躍的に増強することなどはどう見ても不可能な状況下で、台湾海軍の潜水艦戦力が増強されることは、中国海軍にとってはP-3Cの配備と相まって極めて不快な動きとなり、アメリカ海軍にとっては喜ばしい出来事となる。

 このようなタイミングを捉えて、先日(10月25日)馬英九総統は、アメリカのメディアのインタビューに答えて、
 「中国の軍事的脅威から台湾を守り抜くためにはアメリカからの各種兵器の調達が必要不可欠であり、とりわけ潜水艦の供与の実現は喫緊の課題である
と明言した。


●各国の潜水艦戦力の比較

■誰が台湾海軍の潜水艦を建造するのか?

 台湾自身も、いつまでもアメリカから新型潜水艦を供与されるのを待ってはいられないため、独自開発を試みてはいる。
 そして台湾企業によって潜水艦用鋼材の開発が成功し、台湾独自設計の潜水艦や、ノルウェイのウラ型潜水艦をベースにしたもの、それにアルゼンチンのサンタ・クルズ型潜水艦(ドイツ製造)をベースにしたものなどの建造計画が進められている。

 しかし、推進システム・各種コントロールシステム・各種兵器システム等々、独自開発のハードルは極めて高い。
 したがって、現在のところ、アメリカが約束した8隻の潜水艦供与の実行に期待するしかない状況である。

 ただし、アメリカ政府が台湾海軍に8隻の通常動力潜水艦を供与するという約束を実行しようとしても、極めて大きな壁が立ちはだかっている。

 過去半世紀近くにわたって原子力潜水艦だけを建造してきた
 アメリカには、通常動力潜水艦を建造するメーカーが存在しない。
 したがって、アメリカがアメリカ以外の国の通常動力潜水艦を調達してそれを台湾に供与しなければならない。
 いくらアメリカ政府が台湾への通常動力潜水艦供与を決断しても、潜水艦を建造するメーカーの政府がゴーサインを出さない限り、実現しない仕組みになっているのである。

 もちろん、中国共産党政府は、世界各国の潜水艦メーカーや政府に
 「台湾への売却には強烈に反対する」
との圧力をかけ続けている。


●台湾海軍潜水艦「海龍」(写真:台湾海軍)

 1980年代に、オランダの造船所によって設計・建造された通常動力潜水艦2隻(現在も台湾海軍が使用している海龍型)が台湾海軍に配属(1987年と1988年にそれぞれ就役した)された。
 台湾海軍は、当初6隻購入する予定であったが、中国共産党政府によるオランダ政府や関連企業に対する強烈な圧力により、取引は2隻で終了してしまった。

 現在、中国の経済的・外交的そして軍事的地位は、この取引を中止させた当時とは比較にならないほど向上している。
 そのような状況において、中国共産党政府の強烈な圧力に直面しているオランダやドイツ、それにノルウェイならびにスウェーデンの潜水艦メーカーやそれぞれの政府が、アメリカ経由とはいえ台湾への潜水艦供与計画に協力することはとても考えられない。

■潜水艦技術大国日本の出番

 台湾海軍そして台湾国防当局にとって唯一の(ただし極めて微かな)希望は日本の潜水艦建造技術である。

 以下は、筆者がアメリカ海軍関係者、アメリカ防衛産業技術者、それに台湾海軍関係者たちと私的にではあるが幾度か議論した際に浮上したアイデアである。

 海上自衛隊の現行潜水艦のうち新鋭の「そうりゅう」型潜水艦は、スウェーデンのコックムス社製スターリング機関を採用しているものの、通常動力潜水艦としては世界の海軍の潜水艦の中でも最高水準の潜水艦と評価されている。
 これは中国海軍を含め世界中の海軍が認めているところである。

 そして、国内に2つの潜水艦建造メーカーが存在する国は日本(三菱重工と川崎重工)とアメリカ(ノースロップ・グラマンとゼネラル・ダイナミクス)だけである。

 上記のように、アメリカの2社は原子力潜水艦メーカーであって現状では通常動力潜水艦は建造できない。
 したがって、質も量もともに、日本は世界最大の通常動力潜水艦建造国なのである。

 このような世界に冠たる潜水艦大国である日本が、東アジア諸国共通の“公敵”である中国の覇権主義的海洋侵攻戦略を封じ込めるのに一肌脱がないと、それこそ憲法9条を隠れ蓑にアメリカ軍事力に頼りきり自主防衛努力を放棄した“卑怯者国家”とのレッテルが国際社会に定着してしまいかねない。


●海上自衛隊潜水艦「もちしお」(写真:米海軍)

 もちろん、米海軍関係者や台湾海軍関係者たちも、いくら安倍政権が防衛力の強化を含んで「強い日本」を標ぼうしているからといっても、
 三菱重工や川崎重工が直接台湾海軍向け潜水艦を建造して(書類上はアメリカ経由で)台湾海軍に売却することを日本政府が後押しするほどに「腹を据えて中国共産党政府の覇権主義と対決」することまでは期待していない。

 そこで、アメリカ海軍やアメリカ防衛産業関係者たちは、日本の潜水艦メーカーにアメリカ法人を設立させるか、それらメーカーから優秀な人材をアメリカメーカーが引き抜いてしまい、アメリカの新潜水艦メーカーによって台湾向け通常動力潜水艦を建造するというアイデアを打ち出している。

 もちろん、そのような頭脳流出が起きるよりは、日本政府の大英断によって日本・アメリカ・台湾の実質的三国海軍同盟をスタートさせるべく、日本のメーカーによって(もちろん「そうりゅう」ほどの新鋭艦である必要はないのだが)しかるべき能力を有した潜水艦を台湾海軍のために建造することを容認すべきであろう。

 我々は、台湾の国防強化は、日本の国防強化と直結することを忘れてはならない。

北村 淳 Jun Kitamura
戦争平和社会学者。東京生まれ。東京学芸大学教育学部卒業。警視庁公安部勤務後、平成元年に北米に渡る。ハワイ大学ならびにブリティッシュ・コロンビア大学で助手・講師等を務め、戦争発生メカニズムの研究によってブリティッシュ・コロンビア大学でPh.D.(政治社会学博士)取得。専攻は戦争&平和社会学・海軍戦略論。米シンクタンクで海軍アドバイザー等を務める。現在サン・ディエゴ在住。著書に『アメリカ海兵隊のドクトリン』(芙蓉書房)、『米軍の見た自衛隊の実力』(宝島社)、『写真で見るトモダチ作戦』(並木書房)、『海兵隊とオスプレイ』(並木書房)、『尖閣を守れない自衛隊』(宝島社)等がある。




【日中の狭間にあって:台湾はどう動くか】



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2013年10月30日水曜日

馬英九を悩ます「現状維持」の足かせ:台湾住民は中国との一体化を望まない

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JB Press 2013.10.30(水)
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/39022

馬英九総統を悩ます「現状維持」の足かせ台湾の住民は中国との一体化を望まない

 9月末に台北で政府系シンクタンクとシンポジウムを行い、10月半ばには東京で馬英九政権に近い人物と懇談する機会があった。

 現在2期目の馬英九政権は、事実上任期最終年となる2015年が次期総統選挙のため、思い切った活動ができない。
 だとすれば、総統として存分に活動できる期間は残り1年強だけである。
 その間における馬英九政権の対中政策はどのようなものになるのか。

 経済関係の深化は進めたが政治関係は後回しにしてきた中国との関係に、何らかの突破口を開くことができるのか。
 その場合の内外の反応はどうなのか。

 今回は、台湾の現状について感じるところを述べることにしたい。

■中台関係の改善が日台関係に与えた影響

 まず確認しておきたいのは、2008年に馬英九政権が台湾に成立して以来、急速に中国との関係改善を進めてきたことだ。
 「三通」(通商、通航、通郵)が2008年末には実現し、中台の自由貿易協定に相当する「ECFA」(経済協力枠組み協定)も2010年9月に発効した。

 結果として台湾における中国人のプレゼンスは極めて大きなものになった。
 2012年には200万人を超える中国からの観光客が台湾を訪れ、彼らを運ぶ中台の直行便は週616便にまで増えた。
 台湾の観光地はどこも中国人観光客が幅を利かせている現実がある。

 こうした台湾海峡両岸の関係改善が、
 実は日本の台湾政策における自由度を高める結果となったことは強調しておきたい。

 中台関係が緊張していた国民党の李登輝総統の時代、その後を受けた民進党の陳水扁総統の時代においては、
 「中国は1つであり、台湾は中国の不可分の領土である」
とする中国の強烈な反発を恐れて、日本政府は台湾との関係を「敬して遠ざけていた」と言っても過言ではない。
 しかし、事実上「1つの中国」を受け入れる「92年コンセンサス」を対中政策の基本とした馬英九政権が中台の関係改善に踏み込んだことによって、日本政府は中国への配慮を軽減することが可能になったのである。

 その実例として、例えば2011年9月の日台投資保護協定の締結がある。
 また、日本に長期滞在する台湾人の日本における在留カードの国籍記載が、従来は「中国」であったところ、2012年7月から「台湾」に変更されたことが挙げられるだろう。
 来年には東京の国立博物館と九州国立博物館で「台北・故宮博物院展」の開催も予定されている。
 中台関係が厳しいままであったなら、こうした実績は作りようもなかっただろう。

 さらに言えば、このような日台関係の進展は日中関係の影響を受けずに済んだという事実も指摘しておくべきだろう。
 尖閣諸島問題で日中関係がいかに緊張しようとも、日台関係が大きく揺らぐことはなかった。

 ただし、台湾も尖閣諸島の領有を主張してきた経緯があり、馬英九総統本人も、米国留学時代に尖閣諸島の領有をめぐって学位論文を書いたという実績もある。
 とはいえ、台湾がこだわったのは台湾漁民が伝統的に漁を営んできた尖閣諸島海域における漁業権であったことは明らかで、2013年4月に日台漁業協定が締結され、同海域における漁業権が確保されたことによって、台湾における尖閣諸島問題は現在沈静化している。

 この問題で「あてが外れた」のが中国だ。
 中国は尖閣諸島問題で台湾との「共闘」を目論んでいたが、馬英九総統はこれを拒否した。
 中国に台湾の立場を政治利用されるのを嫌ったことは明らかだ。

■中台の関係改善で米中の軍事交流が軌道に

 中台の関係改善による恩恵を蒙ったのは日本ばかりではない。
 米国も当てはまる。
 というのも、台湾は米中にとって「喉に刺さった魚の骨」のような存在で、常に米中の関係を阻害する要因であったからだ。

 米国が台湾の求めに応じ、防衛用の兵器売却を決めるたびに、米中の軍事交流は中国側によって停止されてきた。
 中台の関係が改善されたことによって、中国の台湾侵攻の切迫性が薄まり、結果として台湾への武器売却はオバマ政権になって以降、低調になっている。

 具体的に言えば、台湾がブッシュ前政権時代から米国に要求してきたF-16C/D型戦闘機66機の新規供与は現在も塩漬けにされたままである。
 オバマ政権は2012年9月、台湾が1990年代から運用してきた旧型のF-16A/B型145機のレトロフィット、つまりレーダーなどの装備を新型に更新する「能力向上」を認めることでお茶を濁したにすぎない。

 その甲斐あって、米中の軍事交流は軌道に乗り、8月には中国の常万全国防部長が訪米したほか、人民解放軍制服組の米国実務訪問も頻繁に行われるようになった。
 2014年夏には、ハワイ沖で行われる環太平洋合同演習(RIMPAC)に中国海軍が参加することも決まった。

 もちろん、だからといって米台関係が冷え込んでいるわけではない。
 2012年11月には台湾は米国入国の際のビザ免除の措置を付与されている。
 2013年3月には米国との間で「台米貿易・投資枠組み協定」(TIFA)の協議を再開し、8月には中南米を歴訪する途上、馬英九総統がニューヨークを訪問。ブルームバーグ市長や米議会関係者と接触したほか、在米華僑の歓迎会に出席するなど、いわゆる「トランジット外交」を展開し、台湾の存在をアピールしている。

■中国と経済一体化するも景気下降から脱却できず

 馬英九総統は「和中・親米・友日」という、いわば「全方位協調外交」を標榜してきた。
 今のところ、この路線は成功しているように見える。
 しかし、本当にこのままうまくいくかは疑問だ。
 「和中」を突き詰めていけば、経済関係にとどまらず政治関係に踏み込んでいかざるをえない。

 実は経済関係についても、馬英九政権の目論見通りに事態が展開しているわけではない。
 中国の経済成長を台湾に取り込むことができていないのだ。

 台湾経済の指標を見ると、
 台湾の海外投資の「60%以上」が中国向けである。
 貿易総額で見ても「28%」が中国・香港で、中台の経済的一体化は紛れもなく進展している。
 しかし、台湾経済はリーマン・ショック後の景気下降から脱却できず、低成長に喘ぎ、失業率は高止まっている。

 台湾の有力紙「聯合報」が2013年5月に行った調査では、台湾住民の76%が馬英九総統の経済運営に不満を持っているという結果が出ている。
 9月に入って、馬英九総統の支持率は、王金平立法院長(国会議長に相当)との「司法介入」による罷免騒動もあって、9.2%という記録的な低さを記録した。

 急速に求心力を低下させている馬英九総統に対し、中国の「政治協議」圧力も高まっている。
 10月6日、APECの会議で台湾の蕭万長・前副主席と顔を合わせた習近平主席は、中台の政治問題を「次の世代に先送りすべきではない」とクギを刺した。
 また、同月11日に上海で開催された「両岸平和フォーラム」に出席した張志軍・国務院台湾事務弁公室主任は、
 政治的対立を一時的に棚上げすることはできても、長期にわたって完全に回避することはできない」
 「経済だけで政治を扱わないというやり方は続かない」
と述べ、台湾に圧力をかけたのである。

■台湾住民は「現状維持」を望んでいる

 しかし、馬英九総統に、中国との政治協議に踏み込む余裕はないはずだ。
 台湾住民はことのほか中国との「統一」に結びつく政治協議には敏感に反応する。

 2011年、再選をかけた馬英九総統は10月17日の記者会見で、条件を付けつつも中国との平和協定締結の可能性に言及した。
 その直後から支持率が低下し始め、動揺した馬総統はすぐに
 「平和協定締結時には、その可否を住民投票にかける」
と弁明した経緯がある。

 「統一」「独立」「現状維持」を問う世論調査で台湾の民意を見ても、常に「現状維持」を支持する声が半数を超えている。

 住民のアイデンティティを問う世論調査でも、
★.「私は台湾人だ」という回答が昨年の段階で54%と半数を超えているのに対し、
★.「私は中国人だ」という回答はわずか3.6%にすぎない。
かつては半数近かった
★.「台湾人でもあり中国人でもある」という回答は漸減し、38%に下がっている。

 経済が一体化する一方で、
 台湾住民の心は中国から遠ざかりつつある現実がある。
 台湾の「現状」を大きく変えることにつながる中国との政治協議を、台湾住民が支持する状況にはない。

 それにもかかわらず、馬英九総統の認識はまだ甘いのだろう。
 今年10月10日の建国を記念する双十節で演説し、
 「海峡両岸の人々は同じ中華民族に属する。両岸関係は国際関係ではない」
と述べた。
 「国際関係ではない」という部分について批判を受けた後の釈明で、
 「中国と台湾との間に存在するのは特殊な関係であり、国際(international)でも国内(domestic)」でもない
と言い繕った。

 この問題は国会に相当する立法院でも取り上げられ、民進党の蕭美琴立法委員が国防部長の厳明に、
 「総統は両岸関係を“国際関係ではない”と表現したが、あなたならどう表現するか
と問いかけた。
 厳明部長はこれに対し、
 「敵対関係のままである
と明快に答えた。
 政権内部でも対中国政策ではまとまっているわけではないことが露呈した印象だ。

 台湾が中国の圧力に屈し、政治協議に応ずれば、中国が高い優先順位で提起してくる問題は、米国からの武器購入の停止であろう。
 台湾がこれを受け入れた途端、米国の「台湾関係法」はただの「紙切れ」になり、台湾の安全保障は中国に委ねられることになる。
 同時に、台湾住民が支持する「現状維持」は不可能になる。

 一見うまくいっているように見える「和中・親米・友日」という政策は、
 「台湾が政治的にも経済的にも、さらに安全保障的にも事実上独立しているという現状」
を維持していることが前提となる。
 そのことを馬英九政権は再確認する必要があるだろう。

阿部 純一 Junichi Abe
霞山会 理事、研究主幹。1952年埼玉県生まれ。上智大学外国語学部卒、同大学院国際関係論専攻博士前期課程修了。シカゴ大学、北京大学留学を経て、2012年4月から現職。専門は中国軍事・外交、東アジア安全保障。著書に『中国軍の本当の実力』(ビジネス社)『中国と東アジアの安全保障』(明徳出版)など。




【日中の狭間にあって:台湾はどう動くか】



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2013年10月27日日曜日

「尖閣諸島は中華民国の固有の領土」=台湾報道官が発言

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24日、環球網によると、台湾外交部の高安報道官は23日、「釣魚台(日本名・尖閣諸島)および周辺海域は中華民国の固有の領土である」と述べた。資料写真。

レコードチャイナ 配信日時:2013年10月24日 19時23分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=78275&type=0

「尖閣諸島は中華民国の固有の領土」=台湾報道官が発言―中国メディア

 2013年10月24日、環球網によると、台湾外交部の高安(ガオ・アン)報道官は23日、
 「釣魚台(日本名・尖閣諸島)および周辺海域は中華民国の固有の領土である
と述べた。

 日本の外務省は、尖閣諸島と竹島が日本固有の領土であると宣伝するために、インターネット上で国際法上の根拠を説明する動画を配信している。
 これについて、台湾外交部の高報道官は
 「歴史、地理、地質、国際法規などの点からみても、釣魚台および周辺海域は中華民国の固有の領土であることに疑いの余地はない」
と述べた。

 高報道官は、
 「馬英九(マー・インジウ)総統は東シナ海平和イニシアチブを提唱しており、平和的な方法で問題を解決すべき」
とし、関係各国に共同で当該地域の平和的安定を守ることを呼びかけた。


 中国が自国領だとするとき、尖閣諸島は台湾県に所属する諸島になる。
 よってもし、台湾が中国から独立する時、台湾が自国領だとすると、その時点で尖閣諸島は中国の領土ではなくなる。
 そこでこの中華民国の領土というのはなかなか問題を含んでいるものになる。


サーチナニュース 2013/10/31(木) 07:25 
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2013&d=1031&f=national_1031_002.shtml

【中国BBS】わが国が尖閣問題で武力を行使しない理由は何だ

  尖閣諸島(中国名:釣魚島)をめぐる日中の主張は平行線をたどり、日中関係も冷え込んだまま改善の糸口すら見いだせていない。
 中国のインターネット上では武力による島奪取を主張するユーザーも少なくないが、
 なぜ中国は武力行使しないのだろうか。

  中国大手検索サイト百度の尖閣諸島問題を話し合う掲示板に
 「中国が武力行使しないのは台湾が理由だ
と主張するスレッドが立てられ、中国人ネットユーザーが議論を交わした。

  スレ主は、
 「釣魚島が中国領土であることは間違いないものの、現実には台湾の管轄範囲だ」
と主張。
 台湾と統一するか協力をしない限り、武力行使は難しく、この状況で戦争することは米国が喜ぶだけだとも述べている。
 したがって「日本が先に手を出すのが一番」と主張した。

  ほかのユーザーからも「道理にかなった主張だ」と同意する意見や「台湾を手に入れられれば、東シナ海は安定し、南シナ海も握れる」というコメントが寄せられた。

  事実、中国政府は“尖閣諸島は台湾に属し、台湾も中国領土であるため、尖閣諸島は中国領”と主張している。
 また、台湾は中国とは別の“独立国家”と主張し、尖閣諸島についても“台湾領”と主張している。

  台湾を併合することは中国にとっての悲願だろうが、中国が実際の武力行使に出ることはありえないとの意見も少なくなく、
 「政府に期待しないほうが良いぜ。抗議と非難のほかに何ができるというんだ?」
などのコメントがあった。

  米国は尖閣諸島は日米安保の適用範囲であるとの見解を示している。
 スレ主は中国が武力行使に出ない理由を“台湾”に見出したようだが単純に武力行使すれば米国まで敵に回すことになるため、行使できないというのが真相だろう。





【日中の狭間にあって:台湾はどう動くか】



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2013年10月20日日曜日

「中国大陸は今でもわれわれの領土」:台湾・馬総統「一つの中国」を強調

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●10日、台湾の馬英九総統は、双十節(「中華民国」建国記念日)の式典において、中国大陸との関係について「国際関係ではない」と表明した。写真は中国国民党中央委員会。


レコードチャイナ 配信日時:2013年10月20日 13時50分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=78100&type=0

「中国大陸は今でもわれわれの領土」、台湾・馬総統「一つの中国」を強調―中国メデイア

 2013年10月10日、台湾の馬英九(マー・インジウ)総統は、双十節(「中華民国」建国記念日)の式典において、中国大陸との関係について「国際関係ではない」と表明した。
 台湾関係専門の中国ニュースサイト・台海網が18日付で伝えた。

 また馬総統は17日、「中華民国憲法によれば中国大陸は今でもわれわれの領土であり、よって、大陸との関係は国際関係などではありえず、一種の特殊な関係である」と述べた。
 さらに馬総統は現在の両岸(中台)関係について、過去60年の歴史上最も安定して平和的な段階であるとの認識を明らかにした。


 台湾国民党がいまだに大陸に未練をもっているということはすごいことだ。
 共産党は尖閣問題の失敗でデモ一つ開けない状態になり、新聞記者にマルクス学習をさせたり、インターネット監視要員を増やしたり、反当局的な大学ならびにその先生などに圧力を加えたり、いろいろやって思想的な締め付けを強化している。
 ということは、共産党の足元が相当にふらついているということなのであろう。
 ではもし、その共産党が傾いたらどうなる。
 誰が次の中国の覇者になる。
 まず、共産党から独立した解放軍ということになる。
 共産党がおかしくなったら途端、解放軍は共産党からの分離独立を宣言するだろう。
 もしそうしたら共産党は完全に崩壊に追い込まれ息の音が止まる。
 おそらくこの線が一番可能性が高い。
 しかし、軍に政治能力はない。
 小さな国ならいいが、大陸中国ともなるととても軍隊式の政治では収まりにくい。
 とすると、解放軍は共産党に代わって台湾の政治家連中を引っ張ってくるという選択肢が出てくる。
 となれば、「中華人民共和国」は「中華民主共和国」に衣替えする。
 そして、解放軍は「中華民主共和国軍隊」になる。
 「解放軍」とは共産党の党軍の名称だからこれは使えない。
 つまり共産党の私軍(党軍)から中国国家正規軍(中国国軍)になる。
 この中国国軍、つまり本当の中国軍の傀儡として旧台湾国民党が政権を握るということになる。
 中国を掌握するのは、解放軍から国軍へと衣替えした軍隊。
 そしてこの軍隊が旧台湾国民党を操って中国を政治支配することになる。
 端的に言えば、共産党解放軍と台湾国民党が手を握る、ということである。
 そして政治目標は独裁政治から選挙制度に基づく民主政治へ、というわけである。
 まあ、こういう線もありうるということの仮定だが。
 解放軍は国軍になりたくてしょうがない。
 国民党は大陸に帰りたくてしょうがない。
 この2つの組織が手を組んでも、単に共産党に代わるだけの独裁政治なら、賞味期限が切れている。
 やはり、選挙制度の導入ということをやらざるを得ないだろう。
 選挙制度導入への基礎づくりがしばらく続くことになる。
 これを担うのはやはり、選挙の洗礼を受けている、台湾政治家しかいない。
 そして選挙が行われる。
 ということは、限りなくロシアスタイルに近づくことになる。
 中国共産党の当面の仕事は、選挙制度が導入できるほどの生活レベルの向上になる。
 貧困から抜け出し、国民を都市化して、選挙制度に基づく政治ができるほどに、経済を成長させる。
 それが終わったところで、共産党独裁は終了する。
 つまり賞味期限切れを迎える。
 歴史の流れを追っていくとこういうこともあり得るということになる。
 よって、台湾国民党は決して中国大陸を諦めない




【日中の狭間にあって:台湾はどう動くか】



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