2013年9月29日日曜日

台湾人の民度が高い理由は…日本の植民地支配か?

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サーチナニュース 2013/09/28(土) 19:27
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2013&d=0928&f=national_0928_034.shtml

台湾人の民度が高い理由は…日本の植民地支配か=中国版ツイッター

  香港メディア鳳凰衛視の発行する鳳凰週刊はこのほど、中国版ツイッター・微博のアカウントで、台湾の作家・李敖氏の息子とのインタビュー記事を紹介した。

  北京大学に留学していたという李敖氏の息子・李戡氏は鳳凰週刊によるインタビューに対し、
●.「中国人は、台湾人の民度が高いのは中国の伝統文化が残っているからだと思っているがそれは違う。
 日本による植民地支配による影響だ
と答えた。

  李戡氏の主張に対して微博ユーザーからは同意する意見が多く寄せられ、
●.「少なくとも台湾人の衛生習慣は絶対に日本人の習慣から来た」、
●.日本社会の民度を見ればすぐ分かるさ」、
●.「日本人は嫌いだが、日本人の紀律性や物事に対するまじめさは認める」
など、日本人の影響で台湾人の民度が高くなったと認めるユーザーが多かった。

  また、
●.「中国人は確かにキレイ好きではない民族だ。
 香港人の衛生観念も英国人に調教された結果だし」
と香港も引き合いに出しているが、それだけ中国の衛生観念は低いということを自覚しているようだ。

  しかし反論するユーザーもおり、
●.「旧満州は日本に何十年も統治されたのに、今では中国でももっとも民度が低い地域だ。
 だから日本統治と民度は関係がない」
というユーザーがいたが、1960年代から始まった文化大革命の影響は考慮に入れているのだろうか?

  日本が台湾を統治していたのは1895年4月17日から1945年10月25日までの約50年間だ
 台湾の人びとにとって、日本による台湾統治に対する評価はさまざまであり、功罪いずれも該当する出来事だったことは疑いようがない。
 例えば、日本は台湾の社会インフラを整備し、後の経済発展の基礎を作ったが、台湾人にとっては「占領」は決して愉快な出来事ではなかったはずだ。

  しかし、2009年4月、財団法人交流協会が実施した台湾人の対日意識世論調査によれば、
★.「日本に親しみを感じる」が69%に達し、「親しみを感じない」の12%を大きく上回ったほか、
★.「もっとも好きな国」としても日本が38%で最多となるなど、
 現在の台湾人の多くが親日感情を抱いていることは事実だ。



サーチナニュース 【社会ニュース】 2013/11/09(土) 09:06
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2013&d=1109&f=national_1109_004.shtml
【中国BBS】台湾の友好国は日本…「わが国が発展すれば変わる」

  台湾民主党の謝長廷前主席はこのほど、香港メディアの中評社に対し、台湾が今後向かう方向について「よく分からない」としながらも、
 「台湾の人びとの心の中でもっとも友好的な国は日本
であるという民意は台湾の将来に影響を与えるだろうと語った。

  東日本大震災に対する台湾の支援や、ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で日本と台湾が対戦した際の友好的な雰囲気からも分かるとおり、日本と台湾は互いに良好な関係を築いており、人びとの互いに対する好感度も高い。

  中国大手検索サイト百度の日本好きが集まる掲示板に謝長廷前主席の発言について討論するスレッドが立てられ、中国のネットユーザーからは
●.「わが国は朝から晩まで抗日ドラマを放送している。
 わが国で日本に対する好感度が向上するほうがおかしい」
など、中国で反日感情を持つ人が多いことを嘆く意見が多く寄せられた。

  しかし、中国人にとって“台湾は中国の一部”であり、台湾に住む人も“中国人”と考えているためか、
●.「わが国の実力が米国と同等になれば、台湾が親日であるという状況は変わるはず」
というコメントも寄せられた。

  また、
●.「台湾人の中国人に対する接し方はヒドイ」
との指摘もあり、現状では中国に好感を持つ台湾人は少ないといえ、中国人自身もそれは自覚しているようだ。 
そのためか、
●.「洗脳された反日愛国青年だけが台湾の日本好きを意外に思うんだよね」
というコメントも見られた。

  だが、
●.「日本が嫌いな台湾人も多いよ。年齢層で分けるべき」
という主張や、
●.「真実の日本人を知る人が一体どれだけいるのだろうか」
との否定的な意見もあった。

  中国の影響力が色濃く残る台湾だが、人びとの考え方や価値観は日本人と通じるものがある。
 だからこそ日本と台湾は友好的な関係を維持することができるのだろう。
 日中関係や日韓関係が悪化しているなか、台湾のような相手との関係を深めることが日本の国益につながるだろう。



【日中の狭間にあって:台湾はどう動くか】



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2013年9月28日土曜日

新唐人テレビに反発:中国・香港メディアが台北テレビフェスティバルをボイコット

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●26日、米ラジオ局ボイス・オブ・アメリカ中国語版サイトは記事「新唐人テレビに反発、中国・香港メディアが台北テレビフェスティバルをボイコット」を掲載した。写真は台北テレビフェスティバル。


レコードチャイナ 配信日時:2013年9月27日 20時10分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=77249&type=0

新唐人テレビに反発、
中国・香港メディアが台北テレビフェスティバルをボイコット―台湾

 2013年9月26日、米ラジオ局ボイス・オブ・アメリカ中国語版サイトは記事
 「新唐人テレビに反発、中国・香港メディアが台北テレビフェスティバルをボイコット」
を掲載した。

 25日から27日の3日間、台北市の世界貿易センターで台北テレビフェスティバルが開催された。
 英BBCやKBC、アルジャジーラなど世界各国のテレビ局が参加している。
 当初は100社を超える中国本土及び香港のテレビ局も参加予定だったが、急きょ不参加となった。

 ボイコットの理由となったのは、法輪功系の新唐人テレビが参加しているため。
 同局は以前にも台北テレビフェスティバルに参加していたが、会場がホテルで個々のブースが分かれていたために問題とはならなかった。
 今回はホールで各メディアが一か所に集まる形となったためにボイコットが決まったという。

 台湾文化部の龍応台(ロン・インタイ)文化部長は
 「中国本土の参加者の欠席は残念だ。われわれ台湾は解放された社会である。
 専門的な問題とは無関係の理由でこのイベントへの参加を拒否することはできない
と、その立場を説明している。



にこにこ大百科
http://dic.nicovideo.jp/a/%E6%96%B0%E5%94%90%E4%BA%BA%E3%83%86%E3%83%AC%E3%83%93

 新唐人テレビ(NTDTV)とは、アメリカの中国人向けのテレビ局である。
 中国共産党に対立するスタンスで中国国内事情の暴露報道が特徴的。
 新唐人テレビ局(New Tang Dynasty Television=NTDTV)は、アメリカ合衆国ニューヨークを本部を置く
中国語専門のテレビ局。
 
 新唐人テレビは2002年にアメリカで放送を開始した初めての独立系中国語衛星テレビ放送で、2003年7月か
らは新唐人衛星放送ネットを通じて、アジア、ヨーロッパ、オーストラリア、北米に向けて24時間同時放
送をしている。
 本社はニューヨークにあり、世界中に60以上の支局がある。
 日本では2006年8月、新唐人日本株式会社が設立され、同年9月から日本語版ホームページも公開された。
ここで日本語に翻訳されたニュースをネットテレビで見ることができる。

 新唐人日本ネット:http://www.ntdtv.jp
 (新唐人について:http://www.ntdtv.jp/info/ntdtv.html)




【日中の狭間にあって:台湾はどう動くか】



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2013年9月27日金曜日

『半沢直樹』放送決定!リアルに伝わる日本の評判:やられたら倍返し

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●7日、話題の高視聴率ドラマ「半沢直樹」が台湾でも放送スタート。日本とは違い週末を除く5日間、毎日放送される。

 『倍返し』という言葉のイメージはどうも、台湾人の鬱積した感情を解き放つにベストにマッチした言葉のようである。
 それは、
 もし「中国の侵攻」があったとき、どうするか?
というもやもやした積年の悩みの解決に一つの光明をもたらす言葉のように見える。
 日本風の「ガンバレ」、中国風の「加油」を、もう少し具体的にして行動化させる言葉の響きがある。
 そんな気がするのだが。
 つまり、中国の暴圧には『倍返し』、といったイメージだろうか。


サーチナニュース 2013/09/26(木) 19:04
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2013&d=0926&f=entertainment_0926_018.shtml

『半沢直樹』放送決定!リアルに伝わる日本の評判=台湾メディア

  9月22日放送の最終話が、高視聴率を記録。
 メッセージ性のある内容や今後の展開などが話題になり、続編が期待されるドラマ『半沢直樹』。
 お隣の台湾でもかなり注目されており、各メディアが日本の半沢ブームを伝えた。

  テレビ局・東森電視公司(ETTV)は放送やウェブニュースで、大ヒットドラマ『家政婦のミタ』の視聴率を超えたと報じ、
 「日本の歴代ドラマで、トップクラスの視聴率を獲得したのではないか。
 最近の日本は、日曜夜9時に誰もが『半沢直樹』を見ていた。
 例えサウナにいても見る人がいたそうだ。
 このドラマの成功は、日本人が好きなサスペンス要素や職場の腹黒さをテーマにしたあたりだろう」
としている。

  またラジオ局「中國廣播公司(BCC)」は
 「サラリーマン生活を描いたところが、現役サラリーマンたちの心に突き刺さった。
 日本は半沢ブームが巻き起こり、最終話放送前にはマスコミ陣が結末を予測した」
と伝え、ストーリー展開や視聴率の数字が注目を集めたことを報道した。
 「最終話の視聴率が50%を超えたといううわさがあったが、結局は42.2%。
 木村拓哉主演で2000年放送の『Beautiful Life~ふたりでいた日々~』の最終話41.3%という視聴率記録を更新した」ことなども伝えている。
 「今も原作小説とグッズは売れに売れている。
 今後映画や続編など制作側が検討しているようだ」
と、日本の半沢ブームがいかにすごいか、台湾の人々に知らせたいようであった。

  各メディアの報道で、これほどまでに日本で話題の『半沢直樹』が見たいと思う台湾人が多いと思われる中、放送が決定。
 『王牌銀行員 半沢直樹』というタイトルで、チャンネル緯來日本台にて10月7日にスタートする。
 夜10時から12時まで、一晩で2話ずつ放送するようだ。
 公式サイトでは「上司に訴えたいこと」を募集しており、半沢グッズのプレゼントを用意している様子。BBSにも期待の声が集まっている。

  台湾での半沢のきめゼリフは、
 「有仇必報、十倍奉還(やられたら、10倍返しだ!)」。
日本のブームに続く形で、台湾の視聴者たちを釘付けにできるだろうか?



サーチナニュース 2013/09/22(日) 13:38
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2013&d=0922&f=national_0922_026.shtml

【台湾ブログ】人間味あふれる『半沢直樹』、すっかり影響された

  友人の薦めで日本のドラマ『半沢直樹』を見るようになったという台湾人が、夢中になり自分でも意外に思っているとのこと。
 見所やチェックポイントを、ブログに書き込んだ。

  好きな映画やドラマの感想をつづっている香功堂(ハンドルネーム)さんは、これまで金融界を舞台にした映画やドラマを見ていなかったという。
 「人気がなかったから見なかった。
 友人から『半沢直樹』が面白いと聞いて半信半疑だったが……今やすっかり惚れ込んでしまった」
と述べている。
 香功堂さんが夢中になっているポイントは、
 「金融の知識でもお互いの戦いでもなく、人間味があふれているドラマだから」
とのこと。
 「脚本がしっかりしていて、人間関係や銀行間の関係、銀行員の妻の派閥がよく描かれている。
 本当に面白く、半分くらい見たら抜け出せないくらいはまった!」
と書いており、文章から興奮している様子や本ドラマに魅了されていることが伝わってくる。

  「いつしか半沢の名言は、“やられたらやり返す。倍返しだ!”となったが、自殺した父親の“人とのつながりを大切にし、ロボットのような仕事をしてはいけない”という言葉を守っている。
 復讐しながらも相手に優しさを残す半沢は、誠意と善意を持って人に接する人物だ」
と述べた香功堂さんは、半沢直樹の人柄に魅了されているようだ。

  また特に印象に残ったのが、
 「部下の手柄は上司のもの、上司の失敗は部下の責任」
という言葉だったという。
 「人柄など共通点のある半沢と浅野支店長だったが、進む道と運命が全く違ってしまった。
 欲に支配された者と理想を持って険しい道を選んだ者の違いだ」
と述べ、ほかにも
 「冷たい日本社会に届けたい、温かいメッセージが込められている」
と感じたそうだ。

  香功堂さんは堺雅人の高い演技力を褒め、片岡愛之助、緋田康人、石丸幹二、及川光博、香川照之ら名優揃いであることも、このドラマが面白さを増したと絶賛。
 「壇蜜が演じるホステス役も素晴らしい! このドラマを見ていると、自分も半沢みたいに強くなりたいと思う!」
とすっかり影響された様子で、行動に移したいと真剣に考えている香功堂さん。
 ドラマの内容だけではなく、俳優が小道具として使ったりセットの中に商品を置く手法であるプロダクト・プレイスメントも気になったそうで、
 「半沢が仲間に渡すコーヒーに代表される。
 団結と思いやりを象徴しているコーヒーとして使われた」
と述べ、日本のドラマに夢中になっている自分の姿を、楽しんでいるようだ。

  この香功堂さんのブログでもわかるように台湾を始め、中国や韓国など、日本に近い外国では高視聴率を稼いでいる『半沢直樹』の評判が伝わり、大きく注目されている。
 毎週日曜日夜9時にTBS「日曜劇場」枠で放送されている本作は、7月7日の放送開始からうなぎ登りに視聴率を上げ、9月15日放送の第9話は関東地区で35.9%を記録したと伝えられた。
 いよいよ9月22日が最終話で、25分拡大スペシャルとして放送される。半沢と国税局の黒崎との対決、宿敵・大和田との戦い、そして家族や友人との関係など見所たっぷりで、半沢の未来に注目が集まる。
 そしてどの位の視聴者が見たのか、40%を超えるのかなど視聴率の数字も気になるところ。
 本日から明日にかけて、日本のエンタメ系ニュースは、ドラマ『半沢直樹』の話題で持ち切りだろう。



サーチナニュース  2013/09/20(金) 18:39
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2013&d=0920&f=national_0920_068.shtml

【台湾ブログ】やられたら倍返し…「心から推薦できるドラマだ」

  TBS系ドラマ「半沢直樹」が大人気だ。
 ビデオリサーチによれば、15日に放送された第9回の平均視聴率は関東地区で35・9%を記録した。
 視聴率は第1回から一度もダウンしていないというから驚きだ。

  「半沢直樹」の人気はすでに中国や台湾でも注目を集めており、日本在住の台湾人女性Japankuru(ハンドルネーム)さんも毎週「半沢直樹」を視聴しているらしい。

  今、日本では「やられたら倍返し」というフレーズが流行していると紹介する筆者にとって、ドラマ「半沢直樹」は「心から推薦できるドラマ」だという。

  筆者によれば、
 「半沢直樹は“上司の発言は絶対”という奇妙な日本の職場風景や同期との人間関係、日本の家庭のあり方が生き生きと描かれている」
という。
 また、半沢直樹で描かれている判りやすい“勧善懲悪”にもハマっている様子だ。

  筆者もドラマの内容には心から共感できるらしく、「やられたら倍返し」が2013年の流行語大賞を取るのではないかと見なされるほどに、日本社会の血を沸き立たせていると称賛した。

  堺雅人、及川光博、上戸彩、歌舞伎役者の片岡愛之助といった演技力の高い俳優が演じる同ドラマについて「今世紀最高の日本ドラマ」と絶賛する筆者。
 「このドラマを見れば、仕事や生活において新たな思考経路が身に付くし、仕事の熱意を高める刺激となるだろう」
と結んだ。



レコードチャイナ 配信日時:2013年10月8日 21時10分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=77659&type=0

「半沢直樹」放送スタート、「加倍奉還」(倍返し)が早くも流行語に―台湾

 2013年10月7日、話題の高視聴率ドラマ「半沢直樹」が台湾でも放送スタート。
 日本とは違い週末を除く5日間、毎日放送される。
 台湾のニュースサイト・NOWnews(今日新聞網)が伝えた。

 ドラマで使われるセリフが台湾でも流行語になるなど、日本での放送時から早くも注目されていた。
 その「半沢直樹」が7日夜10時(現地時間)、台湾でもいよいよ放送スタート。
 台湾で名付けられた「半澤直樹 王牌銀行員」(半沢直樹 エース銀行員)のタイトルが、「ひどすぎ」「思わず目を疑う」と批判を浴びながらも、話題性は十分だ。
 日本での放送時とは違い、週末を除く平日の5日間、毎日放送される。
 さらに、8日からは前日放送分を加えた2時間枠となり、月・水・金の夜だけテレビの前に座っていれば、見逃す危険性もない。

 続編や映画化についても報道が飛び交っている。
 台湾最大の商業銀行・台湾銀行の李紀珠(リー・ジージュウ)会長はメディアのインタビューに対し、もしもロケ地として同行施設が選ばれた場合、
 「喜んで協力したい」としている。
 同行では過去にも、木村拓哉主演のドラマ「華麗なる一族」でロケを受け入れたことがある。
 「銀行のイメージアップにつながることであれば、要請があれば応じたい」
という李会長だが、自身がドラマに出演することは「望んでいない」と笑顔で語っている。



レコードチャイナ 配信日時:2013年10月9日 20時20分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=77695&type=0

台湾でも「半沢直樹」人気沸騰!
史上最高の初回視聴率を記録―ライバルは中国の時代劇


●.8日、今月7日に放送スタートしたドラマ「半沢直樹」が、放送局・緯來日本台の史上最高視聴率(初回)を樹立。「家政婦のミタ」「篤姫」など、過去の人気ドラマが打ち立てた初回記録を打ち破った。写真はドラマ「宮廷の諍(いさか)い女」。

 2013年10月8日、今月7日に放送スタートしたドラマ「半沢直樹」が、放送局・緯來日本台の史上最高視聴率(初回)を樹立。
 「家政婦のミタ」「篤姫」など、過去の人気ドラマが打ち立てた初回記録を打ち破った。
 台湾の日刊紙・聯合報が伝えた。

 日本からの話題が飛び火し、台湾でも放送前から大評判となっていた「半沢直樹」。
 7日夜10時(現地時間)に第1話がスタートし、ACニールセン社データで1.09%の視聴率を獲得。
 「家政婦のミタ」「篤姫」など、台湾で人気を集めたドラマの初回記録を打ち破り、放送局・緯來日本台の史上最高視聴率(初回)をマーク。
 台湾全土で約60万人が視聴したことになる。

 同時間帯では、長年にわたり高視聴率をキープしている人気バラエティー番組「康熙来了」も放送されているが、7日は惨敗状態。
 ただ見逃せないのは、中国の時代劇「宮廷の諍(いさか)い女」の存在だ。
 昨年、中華圏でメガヒットを叩き出した同ドラマは、これまで何度も再放送されている。
 しかし、7日は「半沢直樹」を上回り、同時間帯で2位となる視聴率1.42%を獲得(3位は「半沢直樹」)。
 「女の宮廷バトルに、男の銀行バトルは勝てないのか…」と、ネットユーザーの間からため息が聞かれている。
 しかし緯來日本台では、
 「ちょうど『宮廷の諍い女』はクライマックスに差し掛かるところで、高視聴率は予測できていた」
として、今後の視聴率争いに自信を見せている。



レコードチャイナ 配信日時:2013年10月10日 19時40分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=77738&type=0

「半沢直樹」視聴者数がうなぎ上り!
オネエキャラ「黒崎娘娘」が貢献―台湾

 2013年10月9日、人気ドラマ「半沢直樹」が台湾で第2話の放送を迎え、視聴者数が前日比で2割アップ。
 国税局査察部の「黒崎駿一」が視聴率アップに大きく貢献している。
 台湾のニュースサイト・NOWnews(今日新聞網)が伝えた。

 日本から人気が飛び火し、台湾でも早くから話題を集めていたドラマ「半沢直樹」が、今月7日に放送スタート。
 初回は56万人が視聴したが、第2話が放送された8日の視聴者数は一気に2割アップし70万人へ。
 初回終了後、台湾の人々の間では「半沢、見た?」が「朝のあいさつ代わりになった」とメディアが報じている。

 NOWnewsでは視聴率を引き上げた貢献者として、国税局査察部の統括官「黒崎駿一」の存在が大きいとしている。
 歌舞伎役者の片岡愛之助が演じる同人物だが、台湾でも「黒崎娘娘」と呼ばれ早くも大人気。
 「娘娘」とは女神や皇后・皇妃などを指す言葉だが、一般的に女性っぽい男性を表す意味でも使用される。
 黒崎の強烈なオネエキャラが、台湾の人々の心にもガツンと響いた証拠となっている。

 「倍返し」「10倍返し」といったセリフも、台湾メディアの間で大量に登場する流行語に。
 視聴率や話題性から見ても、ここ数年でトップ人気の日本ドラマとなっている。





【日中の狭間にあって:台湾はどう動くか】



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台湾が国連専門機関の総会に出席 =国際社会活動への参加、中国は容認

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レコードチャイナ 配信日時:2013年9月26日 21時30分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=77232&type=0

台湾が国連専門機関の総会に出席
=国際社会への活動参加、中国はさらに容認も―米メディア

 2013年9月24日、台湾・民用航空局の代表団は、カナダのモントリオールで開かれた第38回国際民間航空機関総会にオブザーバーとして出席した。
 26日付で米ラジオ放送ボイス・オブ・アメリカ(VOA)中国語版が伝えた。

 同総会は国連の専門機関である国際民間航空機関(ICAO)によるもの。
 台湾は国連に加盟しておらず、「一つの中国」を掲げる中国の反対などから、長らく関係機関への参加も実現していなかった。

 しかし、中台関係の改善を背景に2009年には世界保健機関(WHO)へのオブザーバー参加が実現し、今回のICAO についても中国は台湾の参加を容認する姿勢を示していた。
 専門家によると、中国は今後さらに国際社会における活動への台湾の参加を認めていくと見られる。




【日中の狭間にあって:台湾はどう動くか】



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2013年9月26日木曜日

ノーベル賞作家・莫言:「中国のテレビの中の台湾人はいつも苦難に満ちている」

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●23日、昨年ノーベル文学賞を受賞した中国の莫言氏は、訪問先の台湾・高雄市で、「文学家の夢想」と題した講演を行った。写真は莫言氏。


レコードチャイナ 配信日時:2013年9月25日 20時20分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=77165&type=0

ノーベル賞作家・莫言氏「中国のテレビの中の台湾人はいつも苦難に満ちているが実際は違う」―中国紙

 2013年9月23日、人民日報によると、昨年ノーベル文学賞を受賞した中国の莫言(モーイエン)氏は15日、訪問先の台湾・高雄市で、「文学者の夢」と題した講演を行い、続いて台北市で新著「盛典:ノーベル文学賞の旅」の発表会を行った。

 台湾の高僧・星雲法師の招待で高雄市を訪れた莫氏は、今回で6度目の台湾訪問となる。
 発表会では
 「過去の中国本土の作家たちの作品は、階級や政治的偏見を帯びていた。
 そういうものを超越してこそ、完全な人間のイメージを描くことが出来る。
 自分が書くときには、極力この点に気をつけている。
 国民党軍を『鬼』のように書いたり、共産党軍を『神』のように書いたりはしない」
と強調した。

 また、現地メディアは、莫氏の台湾社会に対する見方に強い関心を示している。
 莫氏は
 「中国本土のテレビを見ていると、台湾はいつも混乱状態にあるかのようだが、実際に台湾に来て分かったのは、混乱しているのは台湾の議会だけだということ。
 多くの台湾人は職務に忠実だ。
 台北の故宮博物院に訪れたときは、ボランティアが観光客のために精力的に活動していた」
とした。

 また、
 「中国のテレビを見ている限り、台湾人はみな苦しい生活を送り、道徳レベルは危機的状態まで下落し、飲み物や食べ物は危険な添加物だらけだと理解していた。
 しかし実際は、台湾社会は善良と友愛に満ちていた。
 見知らぬ人同士でも助け合う精神は感動に値する」
と語った。




【日中の狭間にあって:台湾はどう動くか】



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2013年9月23日月曜日

日本人に感謝する台湾人…なぜ蒋介石には感謝せず?

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サーチナニュース  2013/09/23(月) 17:47
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2013&d=0923&f=national_0923_035.shtml

【中国BBS】日本人に感謝する台湾人…なぜ蒋介石には感謝せず?

  台湾人の多くが親日感情を持っているとされるが、多くの中国人にはその理由が理解できない
ようだ。
 中国大手検索サイト百度の掲示板に
 「なぜ台湾人は日本人に感謝するのに蒋介石には感謝しないのか?」
というスレッドが立てられた。

  スレ主は
 「台湾に与えた被害でいえば、蒋介石よりも日本人のほうがずっと大きいはずで、
 台湾への貢献でいえば、日本による50年の統治でも中国と台湾の生活レベルは変わらなかった。
 それに蒋介石は発展した経済を導入したのに、なぜ日本人には感謝して蒋介石には感謝しないのか」
と質問した。

  中国のネットユーザーからは問題の核心をつく意見もあり、
●.「蒋介石は災いをもたらした張本人」、
●.「二二八事件を知っているか? 台湾人と国民党との間で起きた矛盾だ」
などのコメントがあった。

  指摘のあった二二八事件とは、闇たばこを売っていた女性に対して取締役人が暴行を働いたことに端を発する本省人と外省人の抗争だ。
 数万人の死者・行方不明者が出たと言われており、日本統治時代に高等教育を受けた台湾のエリート層が次々と逮捕・投獄・拷問され、その多くは殺害された事件だ。

  同様の指摘をするコメントはほかにもあり
●.「もともと台湾人は祖国が来たと中国軍を喜んで迎えたんだよ。
 ところが30年にわたって台湾人を殺した。
 日本人に殺されるならまだ理解できるが、同胞に殺されたんだぜ。
 祖国に戻ったのに、日本の植民地時代よりも苦しい日々になったんだ」
という説明があった。
 台湾人の心情を良く表現したコメントと言えるだろう。

  実際、日本統治時代のインフラ整備はその後の台湾経済発展の基礎になったと言われている。
 そして不正の少なかった日本の統治を体験した台湾人にとって、国民党が来てからの治安の悪化や役人の著しい腐敗は受け入れがたいものであり、当時の人びとは
 「犬去りて、豚来たる」
と揶揄(やゆ)していたという。



サーチナニュース  2013/09/28(土) 19:27
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2013&d=0928&f=national_0928_034.shtml

台湾人の民度が高い理由は…日本の植民地支配か=中国版ツイッター

  香港メディア鳳凰衛視の発行する鳳凰週刊はこのほど、中国版ツイッター・微博のアカウントで、台湾の作家・李敖氏の息子とのインタビュー記事を紹介した。

  北京大学に留学していたという李敖氏の息子・李戡氏は鳳凰週刊によるインタビューに対し、
 ●.「中国人は、台湾人の民度が高いのは中国の伝統文化が残っているからだと思っているがそれは違う。
 日本による植民地支配による影響だ」
と答えた。

  李戡氏の主張に対して微博ユーザーからは同意する意見が多く寄せられ、
●.「少なくとも台湾人の衛生習慣は絶対に日本人の習慣から来た」、「
 日本社会の民度を見ればすぐ分かるさ」、
●. 「日本人は嫌いだが、日本人の紀律性や物事に対するまじめさは認める」
など、日本人の影響で台湾人の民度が高くなったと認めるユーザーが多かった。

  また、
●. 「中国人は確かにキレイ好きではない民族だ。
 香港人の衛生観念も英国人に調教された結果だし」
と香港も引き合いに出しているが、それだけ中国の衛生観念は低いということを自覚しているようだ。

  しかし反論するユーザーもおり、
●. 「旧満州は日本に何十年も統治されたのに、今では中国でももっとも民度が低い地域だ。
 だから日本統治と民度は関係がない」
というユーザーがいたが、1960年代から始まった文化大革命の影響は考慮に入れているのだろうか?

  日本が台湾を統治していたのは1895年4月17日から1945年10月25日までの約50年間だ。
 台湾の人びとにとって、日本による台湾統治に対する評価はさまざまであり、功罪いずれも該当する出来事だったことは疑いようがない。
 例えば、日本は台湾の社会インフラを整備し、後の経済発展の基礎を作ったが、台湾人にとっては「占領」は決して愉快な出来事ではなかったはずだ。

  しかし、2009年4月、財団法人交流協会が実施した台湾人の対日意識世論調査によれば、
●.「日本に親しみを感じる」が69%に達し、
●.「親しみを感じない」の12%を大きく上回ったほか、
●.「もっとも好きな国」としても日本が38%で最多となるなど、
現在の台湾人の多くが親日感情を抱いていることは事実だ。

2013年9月22日日曜日

台湾、馬英九総統退陣求める大規模デモ開催か:

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サーチナニュース 2013/09/22(日) 10:33
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2013&d=0922&f=national_0922_010.shtml

台湾、馬英九総統退陣求める大規模デモ開催か=中国報道

  中国メディア・台海網は21日、台湾のメディア関係者や芸能人らが29日に馬英九総統の退陣を求めるデモ活動を行うことを明らかにし、市民に参加を呼びかけたと報じた。

  記事は、台湾のベテランメディア業界人、葛樹人氏や、ベテラン女優、郭美珠氏らデモの発起人が記者会見を開き、拳を突き上げながら馬総統の進退を問うスローガンを叫んだと伝えた。
 また、葛氏が「ネット上では10万人を超える人が参加表明している」と語ったことを紹介した。

  デモの主催者によると、参加者は現地時間29日午後2時半に台北市内の集合地点に参集後、総統府に続くケタガラン大通りまでデモ行進を行う予定。
 葛氏は、デモが実際に行われるかどうか疑う声が多いことに対して
 「台湾は力を強めなければならない、体制に対する不満、指導者への意見を持った市民は立ち上がって怒りの声を出してもらいたい」
とコメントした。

  葛氏が言う「10万人を超える人」とは、Facebookのイベント機能で招待を受け、「参加する」のボタンを押したFacebookユーザーのことだろう。
 当日、実際にどれだけの市民が集結するかは分からない。
 なお、主催者は「白黒はっきりしない」ことを強調すべく、参加者に黒色の上着と白色のズボンを着用するよう求めた。



サーチナニュース 2013/09/21(土) 10:44
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2013&d=0921&f=national_0921_003.shtml

血で血を償え…学生らが馬英九総統官邸に「夜襲」=台湾

  台湾の馬英九総統官邸前に20日未明、40人の学生が集まり「血で血を償え」などといった横断幕を掲げて抗議する騒ぎがあり、警官隊と衝突した。
 地方の都市開発で立ち退きを拒否していた住民が死体で発見されたことが原因とみられる。
 中国メディア・中国新聞社が報じた。

  記事は、19日夜から20日未明にかけて大学生ら40人が官邸前に集結、警察官の制止に対して、ペンキや死者を葬送するときに燃やす紙銭をばら撒きながら「馬英九が悪い、暴政による殺人、血で血を償え」などと叫び始めたとした。
 そして、警官隊と学生の間で小競り合いが生じて学生1人が警察へ連行されたこと、ほどなくしてデモが解散したことと伝えた。

  台湾・苗栗県では2010年から都市開発による強制立ち退きをめぐって現地政府と一部住民が対立。
 立ち退きを拒否した住民が自殺する事態になり、地方政府や中央政府の対応をめぐって批判が出ていた。

  今年に入り、計画道路建設地上の建物が強制取り壊しされて事態はさらにエスカレートした。
 今回の「夜襲」は、取り壊された建物の住民が今月18日未明に失踪、午後に付近の排水溝で死んでいるのが発見され、学生らの感情が高まったことによるものとみられる。

2013年9月11日水曜日

台湾で決裂:馬英九総統と王金平議長、同じ国民党の「なぜ?」

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●日本のテレビドラマ「半沢直樹」の主人公の決めぜりふ「やられたら倍返しだ!」をそのまま引用して、激しい政争を伝える台湾の有力紙「自由時報」(12日付)


サーチナニュース  2013/09/11(水) 14:12
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2013&d=0911&f=politics_0911_004.shtml

台湾で決裂…馬英九総統と王金平議長、同じ国民党の「なぜ?」

  台湾の馬英九総統と王金平立法院院長の決裂が決定的になった。
 馬総統は10日夜、検察への介入があったとして王院長の辞任を求める声明を発表した。
 王院長は検察の職権乱用を食い止めるためと反論している。
 台湾の立法院は日本で言えば国会、院長は国会議長に相当する。
 これまで「二人三脚」で選挙を勝ち抜いてきた2人だけに、今後の台湾政局に大きな影響を及ぼす可能性がある。
 中国新聞社などが報じた。

  王院長は1941年に高雄州岡山郡(現在の高雄市)で生まれた。
 1975年から立法院選挙で連続当選している。
 99年には立法院院長、2000年に国民党副主席に就任した。

  馬英九総統は父親が湖南省の出身だが、本人は1950年に香港で生まれた。
 米国留学経験があり、台北市市長を経て05年-07年、09年以降は国民党主席、また08年からは中華民国総統を務めている。

  台湾では事実上の二大政党制がほぼ定着している。
 馬総統の前任者は民進党の陳水扁総統だった。
 馬総統と王院長は国民党の政権奪回のために、二人三脚で多くの選挙を戦ってきた仲だ。

  「決裂問題」が急浮上したのは9月6日だった。
 最高法院(最高裁)検察署特別捜査チームが、王院長と民進党の議員団責任者を務める柯建銘議員の電話会話の監視記録を発表したことだった。
 王院長の発言に、柯議員に絡む裁判で、検察に対して「無罪判決が出た場合には上告しないよう」に告げたと説明する部分があったという。

  馬総統は「司法に介入した」と批判し、「立法院機構の責任者として不適切」、「国民党の尊厳を保つためにも辞任をしてもらいたい」などと述べた。
 王院長は「台湾の検察は職権を乱用して上告する」ことが問題と反論し、台湾の司法改革チームも毎年のように、検察の職権乱用による上告の事例を発表していると指摘した。

  さらに、「電話の監視」も正規の手続きを経ていないとして「職権乱用であり違憲だ」と批判し、辞任勧告には応じず、徹底的に“抗戦”する考えを示した。

  国民党上層部の「決裂」について、馬総統と王院長の間には以前から対立が深まっていたとの見方もある。
 王院長は民進党との対決では比較的柔軟で、立法院院長に就任したのも民進党からの信頼を得たことが大きな理由だった。
 ただし、議会運営では国民党が重視する法案が通らないことがしばしば発生していた。
 馬総統はいらだっており、“王院長切り”を図っていたとの見方がある。

  台湾の有権者の間で、王院長への「同情」が高まり、馬総統の支持が低下する可能性があるとの分析もある。

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◆解説◆

  第二次世界大戦で日本が敗戦したことにより、中華民国が台湾を統治することになった。
 蒋介石が率いる国民党が大陸で共産党に敗北したことにより、国民党政府は台湾に拠点を移した。
 大陸部からは大量の国民党員と支持者が台湾に逃れた。
 1995年の調査では、台湾の人口2100万人のうち、戦後になって台湾に移った、
 いわゆる「外省人」は124万人で、それ以前から台湾に住む「本省人」と「外省人」の間に生まれた人は358万人とされている。

  「本省人」は1645万人と圧倒的に多いが、「外省人」は国民党政府とともに台湾に来たとの経緯があり、今も台湾社会の上層部では、外省人の占める割合がかなり大きい。

  国民党は1945年に台湾に移って以来、「圧政」を敷いた。
 それ以前の台湾住民は「大いなる違和感と失望」を感じたという。
 台湾原住民パイツ・ヤタウヨガナさんは蒋介石の前に出た人がナチス式の敬礼をするので
 「なに、これ? 馬鹿みたい」
と感じたという(ドキュメンタリー映画『台湾アイデンティティー』より)。
 パイツ・ヤタウヨガナさんの父親は地域の指導者で、住民社会の向上のため尽力したが、国民党当局に「問題分子」とみなされ、銃殺された。

  国民党は共産党との内戦を進めるために、台湾を経済的に搾取した。
 そのために、人々の不満はなおさら高まった。
 47年2月28日には台北市内でヤミたばこを売っていた女性に、取締官が暴行を加えたことがきっかけで国民党政権に対する蜂起が発生。
 国民党側は軍を動員して徹底的に弾圧した。
 この2.28事件の犠牲者は2万8000人とされるが、今なお真相は分かっていない。

  2.28事件にともない台湾では戒厳令が出され、約40年にわたり「恐怖政治」が続いた
 台湾ではその後も、裁判を経ない逮捕や処刑が続いた。

  台湾では1970年になり、民主化運動が盛んになった。
 蒋介石の跡を継いだ蒋経国総統は民主化と開放政策に着手。
 87年には戒厳令を解除した。
 背景には、米中が関係を改善させていったので、
 「独裁体制を続けていたのでは、米国にとって、台湾を支援するイデオロギー面での理由が希薄。
 切り捨てられる可能性がある」
との危機感もあったとされる。

  次の李登輝総統はまず、台湾省、台北市、高雄市での首長選挙を実現させ、2期目となる1996年の総統選挙では民選選挙(直接選挙)を実施して当選した。
 2000年の総統選挙では民進党の陳水扁主席が当選した。

  1996年の総統選挙は中華系民族の安定した実質的国家において、初めての民選選挙による国家指導者の選出、2000年の選挙は初めての「平和裏に実施された選挙による政権交代」となった。

  台湾では選挙制度がほぼ定着したと言ってよい。
 しかし、司法については「関係者の思想などで結末が変わる」との見方もある。
 総統府機密費の不正流用などで実刑判決を受け服役中の陳水扁前総統は「不当な扱い」と主張しつづけている。

  民進党支持者の中にも
 「国民党の有力者だったら、あのように厳しい判決はなかった」
との声がある。
 台湾の司法については、まだ不信感も根強いと言わざるをえない。



=2013/09/16付 西日本新聞朝刊= 2013年09月17日(最終更新 2013年09月17日 01時18分)
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/world/article/39995

総統VS立法院長、台湾政争加熱 馬氏、政敵から「倍返し」?

 台湾で、馬英九総統(63)と国会議長に当たる王金平立法院長(72)の激しい政争が続いている。
 馬総統は司法介入疑惑を理由に王氏の辞任を要求、与党国民党はその党籍を剥奪した。
 ところが裁判所はこの処分を当面認めないという決定を出したため王氏は失職を免れ、身分を維持することになった。
 馬総統は「司法権の独立」を旗印に一気に政敵追い落としにかかったが、皮肉にもその司法に「待った」をかけられた形。
 現地メディアは連日、次は王氏の「反撃」だと報じている。

 始まりは今月6日、最高検特別捜査チームの記者会見だった。
 発表されたのは王氏が、会計法違反などに問われた野党議員から相談を受け、検察側に上訴断念を働き掛けた、という疑惑。
 野党議員は6月に無罪判決を受け7月には検察が上訴せず判決が確定していた。

 会見当時、王氏は娘の結婚式のためマレーシアに滞在中。
 馬総統の動きは迅速だった。
 9月8日、総統府で記者会見すると「司法の独立を侵した」と厳しく批判。
 王氏は10日夜、台湾に戻り空港で緊急会見して疑惑を否認したが、馬総統が主席を務める国民党は翌11日「党の名誉を損なった」として党籍剥奪の処分を決定した。

 王氏は比例代表選出のため台湾では党籍を失うと自動失職する決まり。
 絶体絶命の窮地である。

 だがここで逆転劇が起きる。
 王氏は党の処分を受けるとすぐに党籍確認の民事訴訟(本裁判)とセットで党籍維持の仮処分を申し立てていた。
 13日、台北地方法院(地裁)がこの仮処分の申し立てを認める決定を出したのだ。
 これで党籍剥奪の是非を問う本裁判の判決が確定するまで、王氏は党員としての身分を維持することになった。

     ■

 王氏は1999年から立法院を仕切ってきた与党の重鎮。
 台湾南部・高雄県(現高雄市)の農村出身で、代々台湾に暮らす「本省人」家庭に育ち、高校の数学教師を経て政界に転じた。
 温厚さと調整能力に定評があり「台湾独立」を志向する最大野党民主進歩党とのパイプも太い。
 香港から戦後台湾へ渡ってきた「外省人」の子孫で親中国色が強い馬総統とは肌合いが異なる。

 2人は2005年の党主席選挙で激しく争った間柄で、馬総統は野党との協調を重んじる王氏の立法院運営にも不満を募らせていたとされる。

     ■

 王氏の主張を認めた仮処分決定について、国民党は週明けに抗告する見通し。
 だが仮にこのまま本裁判にもつれこめば判決確定には通常数年かかる。
 王氏は当分の間、立法院長のままでいることが可能になる。
 その王氏は老練な政治家らしく、馬総統を直接批判することは慎重に避けている。

 一方王氏を「立法院長として不適」と断罪してしまった馬総統は“自縄自縛”の窮地に陥った。
 司法権の侵害を理由に王氏を追い詰めた以上、裁判所の決定が意に沿わないからといって強引な手法はもはや取りづらい。

 世論の後押しもない。
 王氏が海外滞在中に疑惑が公表された経緯や、馬総統が国民党の処分決定前に「党籍剥奪」を口にした姿勢も嫌気されている。
 地元民放の世論調査では馬総統の支持率は08年の就任以来最低の11%に低下。
 与党内部からも批判の声が上がっている。 

   ◇    ◇

●立法院は混乱

 中央研究院政治学研究所の徐火炎研究員(政治心理学) 馬総統は「司法権の独立」を守る清廉なイメージを強調し、同時に党内派閥問題を解決したかったのだろうが、やり方がまずかった。
 本来は疑惑の内容を司法機関が詳しく調べるべきで、王氏が海外にいる間に動いたことも問題だ。
 王氏の地盤の台湾中南部で国民党の勢力はそがれ、17日に再開する立法院は混乱が続くだろう。



レコードチャイナ 配信日時:2013年9月23日 23時16分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=77082&type=0

中国共産党が、台湾国民党の党内対立激化を懸念=「民進党が漁夫の利、政権奪回も」と―英誌

 2013年9月22日、環球網は記事
 「英メディア:中国共産党の懸念、国民党の分裂と漁夫の利を得た民進党の政権奪回」
を掲載した。

 英誌・エコノミストが台湾政局をとりあげた。
 台湾与党・国民党の党内対立が深まっている。馬英九(マー・インジウ)総統は司法に圧力をかけたとされる王金平(ワン・ジンピン)立法院院長の党籍剥奪を提起したが、裁判所が差し止め命令を出し膠着状態に陥っている。

 この状態に懸念を強めているのが中国共産党だ。
 国民党の党内対立が続けば、陳水扁(チェン・シュイピエン)氏が勝利した2000年の総統選の二の舞となり、民進党の政権奪回につながりかねないからだ。
 また、中台の貿易協定も今後は国民党の立法院勢力が反対する可能性も考えられる。
 悲願である政治協議の実現もより困難となった。



サーチナニュース 2013/09/24(火) 17:20
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2013&d=0924&f=politics_0924_003.shtml

国民党を除籍された大物政治家、法廷闘争を本格化=台湾

  台湾の王金平立法院院長が、国民党よる除籍処分について、同処分をめぐる裁判の決着がつくまで党員としての権利を維持する「仮処分」を台湾高等法院(裁判所)に求めた。
 台湾高等法院は補償金として王院長が国民党に対して保証金938万台湾ドル(約3140万円)を支払うことを条件に、王院長の求めを認めた。
 中国新聞社などが報じた。立法院は日本の国会、院長は議長に相当する。

  王院長は民進党の議員団責任者を務める柯建銘議員に絡む裁判で「司法に干渉した」とされる。
 王院長はこれまで、馬英九総統と“二人三脚”のようにして、民進党から政権を奪還し、さらにさまざまな選挙を戦ってきた仲だったが、「司法への干渉」問題が表面化してから馬総統は王院長について、「立法院機構の責任者として不適切」、「国民党の尊厳を保つためにも辞任を」などと厳しく非難するなどで、両者の仲は決裂した。

  一方の王院長は「台湾の検察は職権を乱用して上告する」ことが問題と反論し、台湾の司法改革チームも毎年のように、検察の職権乱用による上告の事例を発表していると指摘。

  問題が発覚したのは最高検察署特別調査チームの6日の発表だった。
 同チームは「王院長と民進党の議員団責任者を務める柯建銘議員の電話会話の監視記録」で問題の存在を知ったと説明。
 同署の法務部門の責任者である曾勇夫氏と、陳煌署長が王院長の求めに応じて、検察官の林秀濤氏に「柯建銘議員に無罪判決が出た場合、上告しないよう」求めたという。

  王院長は”電話の監視”について「電話の監視」も正規の手続きを経ていないとして「職権乱用であり違憲だ」と批判した。

  国民党は11日、「紀律検討会」を開催して王院長の党籍剥奪を決定。
 王院長は日本の「比例代表」と似た「選挙区なし」の議員であり、国民党の党員でなくなると議員、さらに議長の地位は自動的に失う。

  このため、王院長は国民党の除籍処分を無効とするよう裁判に訴えた。
 国民党も王院長を逆告訴するなどで、法廷闘争は複雑化しつつある。

  台湾高等法院が、
 「裁判が終わるまで、党員としての諸権利を保つ
ことを認める仮処分を決めたため、王院長は当面、地位を確保できることになった。
 王院長の任期は2016年までだが、台湾の裁判は三審制であり、王院長の「党籍問題」に決着がつくまで、長ければ5年程度がかかるとの見方がある。

  そのため、本来ならば自党員である議長との意思疎通が困難になった国民党は国会運営でも苦労する可能性が高まってきた。

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◆解説◆

  同問題により、台湾では馬英九総統への批判が高まった。
 メディアも「外にも中にも友達いない馬英九」などと表現するようになった
 。馬英九総統に国民党外からの批判が多いことは不思議でないとしても、最も親しかった“同志”とまでも決裂し、党内でも孤立しているとの揶揄(やゆ)だ。

  一方、陳水扁前政権についてはあらゆる方面で非難を続けた中国大陸側だが、馬総統に対する批判めいた報道などは、今のところ見られない。
 「外にも中にも友達いない馬英九」に加えて「仲がよいのは共産党」とでも言えそうな、異常な事態だ。

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  馬英九総統と王金平院長の対立では、外省人と本省人の感情面の距離を指摘できるかもしれない。
 王院長は1941年に高雄州岡山郡(現在の高雄市)で生まれた。
 馬英九総統は父親が湖南省の出身だが、本人は1950年に香港で生まれた。

  台湾では1945年の日本の敗戦にともなう中華民国への引き渡し以前からの住民を「本省人」、国民党とともに台湾に移った人を「外省人」と呼ぶ。
 台湾の人口約2100万人のうち、本省人は1645万人、外省人は124万人、本省人と外省人の血が混ざる人は358万人だ。

  国民党政権、つまり外省人にはかつて、本省人を大弾圧した過去がある。
 1947年2月28日に発生した2.28事件だけでも、少なくとも2万8000人が犠牲になった。

  また、国民党政権の腐敗はひどく、本省人は「犬が去ったら豚が来た」とののしった。
 「日本は犬だった。
 やかましく吠えてかみつきもした。
 ただ、台湾を守り、いつくしむ気持ちはあった。
 外省人は豚だ。むさぼるだけむさぼろうとする
との意だ。

  本省人と外省人のデリケートな関係は現在も残り、よく知らない人に「あなたはどちらですか?」とは聞きづらい雰囲気もあるという。
 また気質面でも「本省人は平均的にウエットな人が多い。
 外省人はドライ」との見方がある。



jiji.com  2013/10/05-20:46
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2013100500312

立法院長の失職回避=国民党、抗告断念-台湾

 【台北時事】台湾の与党・国民党は5日、高等法院(高裁)が先月30日に認めた王金平立法院長(国会議長)の党籍保全に関する仮処分に対し、最高法院(最高裁)に抗告しない方針を決めた。
 これに伴い、王氏は立法院長の失職を免れる見通しとなった。
 野党立法委員(国会議員)の訴訟をめぐる司法介入疑惑で党籍を剥奪された王氏は、台北地方法院(地裁)に党籍保全の仮処分を申請。
 地裁、高裁はいずれも仮処分を認めた。



【日中の狭間にあって:台湾はどう動くか】



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自民・小泉進次郎青年局長が訪台、馬英九総統、李登輝氏らとも会談

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サーチナニュース  2013/09/10(火) 13:47
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2013&d=0910&f=politics_0910_001.shtml

自民・小泉進次郎青年局長が訪台、馬英九総統、李登輝氏らとも会談

  自民党の小泉進次郎青年局長(衆議院議員)が9日、国会議員33人や地方議員ら計97人を率いて台湾を訪れた。自民党青年局はこれまでも台湾との交流を続けてきたが、今回の訪台は過去最大。小泉局長は馬英九総統や李登輝元総統とも会談する。10日には台湾のプロ野球の試合で始球式で投手を務め、東日本大震災時の台湾の支援に対する感謝を表明する。

  台湾側の外交部(外務省)は、自民党青年局の訪台を「自民党が昨年12月に与党になってから初の来訪。双方の国会の関係を深めるために大きな意義がある」などして歓迎の意を表した。

  小泉局長は新北市立新荘球場で10日に行われるプロ野球の兄弟エレファンツ・義大ライノズ戦に貴賓として迎えられ、始球式で投手を務める。また訪問団は、1999年9月21日に台湾中部で発生した921大地震の「地震教育園区」や「八田与一(與一)紀念園区」も訪問する。

  一行は馬英九総統、李登輝元総統とも会談し、中国との関係や尖閣諸島の問題について、意見を交換する。

  大陸メディアの中国新聞社も、台湾の「中国時報」を引用する形で、小泉局長の訪台を報じた。東日本大震災時の支援に対する感謝の表明、馬英九総統、李登輝元総統と会談することなどを、そのまま伝えた。

  批判的な論調ではないが、見出しは「小泉純一郎の子が団を率いて訪台。馬英九、李登輝とも会う予定」とした。中国で小泉元首相は「靖国神社参拝を強行した日本の指導者」として、極めて否定的に扱われることが多い。

  小泉進次郎局長については「将来の首相選出で有力候補者になるとみられている」と評した。

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◆解説◆

  2011年3月11日の東日本大震災に対して、台湾は日本に世界最大級の義捐金などを贈った。対日感情がもともと良好だった上に、人々の心の中では、1999年に発生した921大地震に対する日本の支援の記憶が強かったと考えてよい。義捐金の9割以上が、民間から集まったものだという。

  921地震で、日本の救助隊は外国からの救助隊としては最も早く、地震発生当日の夕方には台湾入りした。人数も145人と最大規模だった。李登輝元総統は、在任時に発生した大震災への国際的な支援について、「決して私たちは孤独ではない。日本をはじめとする国際社会からの関心と協力が、どれほど私たちの支えになったことだろうか」と語った。

  同地震発生後、日本の国会議員の働きかけで、阪神淡路大震災時に使用した仮設住宅約1000棟を台湾に贈った。ただ、日本から贈られた仮設住宅は台湾側が別に用意した仮設住宅より小さく、見劣りがした。そこで李登輝総統は「日本人の面子(メンツ)を傷つけてはならない」と考え、家電製品を手配して日本からの仮設住宅に配備した上で、被災者に供給した。

  李登輝元総統は、東日本大震災に対しての台湾の支援については、「(日本に)少しは恩返しできただろうか」と語った。




【日中の狭間にあって:台湾はどう動くか】



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2013年9月6日金曜日

台湾の「親日」は誰にも変えられない:社会全体が日本の植民統治を肯定している



●4日、華夏経緯網は、中国社会科学院台湾研究所の王建民研究員が、親日の台湾に関して発表した見解を報道した。台湾は「正義と人権を追求する」と標榜しているが、日本の過激な言動に関しては口を閉ざし、見て見ぬふりをしている。資料写真。


レコードチャイナ 配信日時:2013年9月6日 0時52分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=76425&type=0

正義や人権はいずこに!?
台湾の誤った「親日」は誰にも変えられない―中国専門家

 2013年9月4日、華夏経緯網は、中国社会科学院台湾研究所の王建民(ワン・ジエンミン)研究員が、親日の台湾に関して発表した見解を報道した。
 以下はその概要。

 近年、日本社会の右傾化は日増しに深刻化している。
 釣魚島(尖閣諸島)問題では主権争いの存在を認めず、公然と侵略の事実を否定している。
 さらに、「慰安婦は必要だった」「ナチスに学べ」などと、過激な発言をする政治家が相次ぎ、国際社会から注目と批判を集めた。

 とりわけ、大きな被害を受けた中国本土や韓国、北朝鮮などは強く抗議した。
 ところが、かつて日本に植民地として統治されていた台湾は異なった態度を取っている。
 台湾は「正義と人権を追求する」と標榜しているが、日本の過激な言動に関しては口を閉ざし、見て見ぬふりをしている。
 さらに、多くの人が、「日據(日本による占拠)」を否定し、「日治(日本による統治)」を肯定している。

 日本の皇民化教育により台湾では日本に好感を持つ「親日家」や日本に媚びる「媚日家」が数多く生まれた。
 日本統治によりもたらされた経済発展や近代化が影響し、日本に対し好感を持っている人は少なくない。

 仮に馬英九(マー・インジウ)総統が日治を肯定していなくとも、歴史に対して社会全体の誤った価値観を変えることはできない。
 今日の台湾はブルー陣営、グリーン陣営を問わず、社会全体が日本の植民統治を肯定している。



レコードチャイナ 配信日時:2013年9月6日 6時50分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=76433&type=0

「台湾独立」主張の日本人を台湾野党議員らが擁護、「入境禁止処分バカげている」と憤る―台湾メディア


●5日、台湾メディアが報道のよると、日本人の田辺憲司さんが2010年に台湾で「台湾独立」を訴えたとして、台湾の出入国管理局から入境を禁じられていることに対し、台湾野党の国会議員らは「荒唐無稽」と批判する共同声明を発表した。写真は台湾桃園国際空港。

 2013年9月5日、台湾メディアが報道したところによると、日本人の田辺憲司さんが2010年に台湾で「台独(台湾独立)」を訴えたとして、台湾の出入国管理局から入境禁止処分を受けていることをめぐり、一部では親日だとも言われている台湾最大野党・民主進歩党の国会議員らは4日、出入国管理局の処分はあまりにも荒唐無稽であると痛烈に批判する共同声明を発表した。
 一方の出入国管理局はこれに対し、
 「(入境禁止から)逃れるには法改正するほかない」
と言ってのけ、国家議員らは憤慨のあまり、
 「法律を好き勝手に解釈している」
と出入国管理局をののしった。
 環球時報(電子版)が伝えた。

 2011年、3月11日に発生した東日本大震災に対する台湾からの温かい義捐金に心から感謝の意を示したいと、田辺憲司さんは大阪の街頭で感謝の演説を行っていた。
 田辺さんは台湾を訪問して直接感謝の気持ちを伝えたいとの思いを持ちながらも、それを実現できずにいる。
 2010年5月、田辺さんは台湾にある玉山の頂上で「日本は台湾の独立を支持する」との横断幕を掲げたことにより、台湾の出入国管理局の「ブラックリスト」に登録され、入境が禁止されている。

 田辺さんの入境禁止の理由として、出入国管理局は
 「台湾の独立を吹聴することは、台湾の利益を損なう」
と主張しているが、民主進歩党の国会議員らは
 「それならば、なぜ両岸(中台)の統一を声高に叫ぶ中国本土の官僚らを台湾から追放しないのか」
と納得できずにいる。

 台湾独立運動を行う政治団体である台湾独立建国連盟の張燦●(「洪」の下に「金」)(チョウ・ツァンホー)・元主席もまた、田辺さんを支持する声明を発表している。
 かつて海外で台湾独立運動を主導したことによりブラックリストに名が載った張さんは台湾に帰ることができず、もう30年近くも米国に滞在している。
 「政治思想や言論の自由を弾圧する厳戒令が1987年に解除されてから20年以上が経っているにもかかわらず、まだブラックリストがあったとは」
と張さんは愕然としていた。




【日中の狭間にあって:台湾はどう動くか】



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